iPadに貼り付けるだけでグリップ・保護ケース・壁掛けになる「MagBak」

iPadは薄くて持ち運びも簡単ですが、持ってみると意外に滑りやすく、机に置くと裏側に傷がついてしまったりすることも。しかし、保護ケースに入れるとかさばってしまい、せっかくのモバイルの利点を損ないかねません。そこで役立つものは何かないかということで考え出され、現在Kickstarterで出資を募集しているのが「MagBak(マグバック)」です。

The World's Thinnest iPad Mount. Provides Grip And Protection - MagBak
http://www.1lss.com/index.html

MagBak, The World's Thinnest iPad Mount by Alex Baca + 1Lss Inc. — Kickstarter
http://www.kickstarter.com/projects/1623468810/magbak-the-worlds-thinnest-ipad-mount

MagBakの特徴を説明しているのが以下のムービー。


プロダクトデザイナーのAlexさん。iPadにはApple純正のSmart Coverを着けて使っているそうです。

「しかしこのカバー、iPad使用中は背面でブラブラして邪魔になります」

「しかも、SmartCoverを閉じたら、今度は裏面がむき出しになって保護できないじゃないか」

「そもそもiPad自体、表面がツルツルしていて滑り落ちやすいですよね」

「そこで、いいものを考えつきました」

それが、「MagBak」。

シリコン製のMagBakの内部にはマグネットが埋め込まれており、これによってさまざまな機能を持たせています。Alexさんによると「MagBakを取り付けた状態でもコンパスを含めた動作確認、通信速度に影響がないことを確認済み」とのこと。

ブラブラしていたSmartCoverも……

マグネットの力で「ペしっ」っと固定。

iPadを机の上に置いた場合にも、本体を0.5mm浮かせることで保護したり……

持ち運びの際にも、グリップとして使えます。シリコン製で、すべりにくい素材になっています。

そしてさらに……

世界最薄のウォールマウント用のアダプタとしても使えます。

キッチンの壁に取り付けて……

手を汚すことなくレシピを表示させることができます。

また、エクササイズスタジオでは……

壁に掛けたiPadを見ながら、ワンツー・ワンツー。

ホワイトボードにもくっつけることが可能。

その内容を書き写せます。

壁にマウントすることで、FaceTimeの際にも両手が自由になって便利。

マグネットの力でほとんどのスチール部分にマウントが可能ですが、それ以外の場所でも付属の「O-Ring」を取り付けることで取り付け可能に。

O-Ringは金属製のリング状パーツで、裏には3M社製の粘着シートが貼られています。いろんな場所に装着して、iPadをマウントする台座にすることができます。

斜めの面でも、シリコンのおかげで滑り落ちにくくなりました。

6色のカラーバリエーションが用意されています。

また、同じくKickStarterで商品化されたSmarter Stand for iPadやSmart Cargo for iPadとも相性バッチリとのこと。

このMagBakは現在KickStarterで出資を募集中です。先着1500人限定の割引特典として、29ドル(約2900円)以上の出資で「好きな色のMagBak+Metal O-Ring」のセットを、次の1000名限定だと34ドル(約3400円)以上で同じ内容のセットをゲットできます。また、人数限定がないものだと39ドル(約3900円)で、O-Ringが2枚になったセットをゲットすることも可能です。なお、米国以外への発送には、15ドルの送料が必要です。

さらにKickStarter上の説明動画をFacebookでフォローしたりTwitterでつぶやいたり、FacebookのMagBakのページで「いいね！」したり、Twitterのアカウントをフォローすることで、O-Ringをさらに1個追加でゲットすることができます。

出資の募集締切は日本時間の9月6日(金)の午後4時39分までとなっています。記事を執筆した7月30日時点で、1万5000ドル(約150万円)の目標額に対して約2万5000ドル(約250万円)が集まっていて、商品化はほぼ確定。

なお、「iPad mini用のモデルはないのか？」という問い合わせが多いようなのですが、当面は予定なしとのこと。理由は「MagBakを装着させると、本体の厚みが7.2mmから7.8mmになってしまい、10％弱の増加になってしまいます。これは『厚み増加は5％未満まで』を目標とする同商品としては受け入れがたいものです」とのことですが、リリース準備が調ったあかつきには告知が行われることになっています。