ハードウェア

iPhoneに物理的なリアルキーボードを搭載しつつフルスクリーンタッチ操作もできるケース「Spike」


iPhoneのソフトウェアキーボードにイマイチ慣れない、という人向けに保護ケースと一体化したハードウェアキーボード「Spike: Real Keyboards and Protective Cases for the iPhone」の開発が行われています。YouTubeにアップされているムービーの中で詳しい製品紹介がされているので、以下で内容をチェックしてみることにしましょう。

The Spike iPhone Keyboards and Protective Cases - YouTube

ムービーの冒頭に登場するのはこの製品を作っているソロマトリクス社の共同創業者であるコディ・ソロモン氏。


同社が販売する予定の「Spike」はハードウェアキーボード付きのiPhone保護ケース。


「Spike1(写真左)」と「Spike2」の外観は以下の通り。


横から見るとこんな感じ。


背面はこうなっています。


「Spike1(写真左)」と「Spike2」の最大の違いはハードウェアキーボードの使用方法。「Spike1」はケース下部を差し替えることでキーボードを打つことが可能になるのに対して「Spike2」はヒンジを利用して背面からグルリと表に持ってくることでキーボードが打てる仕様です。


ここでソロマトリックス社のもう1人の共同創業者ロバート・ソロモン氏が登場。ちなみに、彼は冒頭に登場したコディ氏の父親で、25年以上に渡りキーボードの設計に携わりマッキントッシュパーム向け製品の開発や製作もしていたとのこと。


プロジェクトが順調に進むと「Spike 1」は30ドル(2400円前後)で販売が可能になるそうです。



中央で真っ二つに分かれる構造が特徴。


下部のパーツを180度回転させて……。


合体させるとキーボードが登場します。


実際にiPhoneを入れるとこんな感じ。


キーボードはちょうつがいでケースの右端に固定されているだけなので、パカッと跳ね上げれば画面の下側もタッチ可能。


全画面表示で使用する時はハードウェアキーボードを裏面に向けておけばジャマになりません。


文字を入力する際にはこんな感じでキーボードを使用するので、手袋をしている時などに便利。そして、もちろんBlackBerry(ブラックベリー)のようにプチプチとキーボードを押す感覚に慣れている人にも向いているハズです。


キーボードをアップで見るとこんな感じ。



「Spike 2」の想定販売価格は60ドル(約4600円)とのこと。



こちらはより複雑なヒンジでキーボードを固定するタイプ。


片側に跳ね上げた後に……。


グルンと後ろに回すことが可能。


全画面タッチモードに変形します。


実際に使用している様子はこんな感じ。


「Spike 3」は限定モデル。



アルミニウム製でカラーは2種類。


ソロ・マトリックスのデザインチームが設計を行っています。


試作機の作成も進行中。


製造現場はこんな感じ。


キーボードの枠の削り出しを行っています。


ビジネスマンっぽい男性が使用しているのは……。


「Spike」です。


笑顔の女性も「Spike」を持っています。


「Spike」シリーズのキーボードはBluetoothやDockコネクタを使用してを使用してiPhoneと接続をしているわけではないので余計に電力を消費することはありません。また、同サイトにあるFAQによれば現時点で利用できる入力方式は英語のアルファベットのみですが、将来的には他の言語向けのバージョンも用意する計画があるそうです。

このプロジェクトは米国のクラウドファンディング支援を行うウェブサイトKickstarter(キックスターター)上で発表されているもので、既に計画実現に向けてゴーサインが出せるようになる目標金額7万5000ドル(約587万円)をクリアしています。


なお、このプロジェクトは8月12日(日)午前2時53分まで出資を募っており、20ドルと国際便送料15ドルの合計35ドル(3000円前後)を支払えば日本にもキーボード本体を送ってくれるとのこと。さらに出資額を増やしていけば将来的に開発されるiPhone 5向け製品の購入権などを得ることも可能です。

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in ハードウェア,   動画, Posted by darkhorse_log

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