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Xbox Oneは市販ハードを使ってインディーズゲームを制限なしで制作可能に


Microsoftが提供しているゲーム開発ツール「Microsoft XNA Game Studio」を使うとXbox 360向けのゲームを誰でも作ることができます。しかし、ツールは無償提供ですがXbox 360で動かすためには年会費を支払う必要がありました。これが、Xbox Oneではもっと自由にゲームをリリースできるようになるようです。

Microsoft Confirms Indie Self Publishing, Microsoft Responds To Our Questions - News - www.GameInformer.com
http://www.gameinformer.com/b/news/archive/2013/07/24/microsoft-to-announce-indie-self-publishing-new-certification-process.aspx



これは、GameInformerが情報筋から「独立スタジオが販売パートナーなしでもゲームをデジタル流通に乗せられるように、Microsoftのゲーム公開に関する方針が変わるらしい」という噂を受けて、Microsoftに問い合わせ、回答を得たもの。回答したのはXboxのチーフ製品責任者マーク・ウィッテンさん。

ウィッテンさんによれば、Microsoftが目指す未来像というのは「すべての人々が創作者になれる」というもの。一般的に、コンシューマーゲーム機向けにゲームソフトを開発するときには一般には流通しない専用の開発機が必要ですが、Xbox Oneは市販されているハードウェアに開発者用キットを追加すれば開発機材として使えるようになり、自分たちでゲームを制作・発表することが可能になっています。この開発者用キットについては、まだ出す準備が整っていない状態だそうです。

開発にあたって、Microsoftからゲームタイトルの中身への制限は行わないとのことで、どういったゲームを作ってもOK。「市販されているのと同じレベルのゲームをインディーズゲームとして出してもいいのか?」という問いに対しては、「そういうタイトルがXbox OneやXbox LIVE、Kinectなどの力を活用できるようにするのが我々の目標です」と回答しました。


気になる開発者との収益配分は8月に行われるgamescomで明かされる予定ですが、Xbox 360で提供されているXbox LIVE インディーズ ゲームやマーケットプレースと同じようなものを想定しているとのことなので、比率は50-50になる模様。マーケットプレースでのセールス具合や活気についても後日情報が出されることになっており、「いかに我々がXbox Oneプラットフォームを作り上げるかが鍵ですね」と語っています。

目下のところ、ウィッテンさんの課題は作られたゲームの審査時間をいかに短くするかということだそうです。

ライバルであるPS4はインディーズゲーム開発者を大手ゲーム会社と同様に扱うということを発表していて「インディーズに優しいプラットフォーム」だと言われていますが、これでMicrosoftは巻き返すことができるのでしょうか。

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in ハードウェア,   ゲーム, Posted by logc_nt

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