ソフトウェア

Skypeが電池消費を増やさず通話やメッセージを高速で安定使用できるようにすることを宣言


無料通話アプリ「Skype」は全ユーザーの1日の通話時間を合計すると3800年(20億分)にもなるというほど世界中で使われていますが、それでもまだまだユーザーから改善の要望は絶えないようです。今後Skypeはどういった方向への進化を目指しているのか、公式ブログで展望が語られています。

Skype’s Mobile Future – - Skype Blogs
http://blogs.skype.com/2013/06/28/skypes-mobile-future-a-few-thoughts-on-the-road-ahead/



Skypeユーザーは毎月のように増加していて、昨年に比べるとその増加率は2倍。タブレットやスマートフォンで新規に利用を開始するユーザーが多く、いまや、Skypeユーザー全体の中でもPCで利用している人より、タブレットやスマートフォンからの利用の方が多くなっています。

iOS、Android、Windows Phoneと主要なモバイルOSのアプリとして、Skypeは常にダウンロードランキングのトップ10に入ってくる重要な存在となっていますが、ユーザーからの意見もそれだけに多く、開発チームではそれを拾い上げながら改良を目指しています。

by Ryan Fanshaw

寄せられる意見の代表的なものは「もっと安心して使えるように、そしてバッテリー消費を抑えて欲しい。私のスマートフォンのバッテリー寿命がもうちょっと延びるように」というもの。これは開発チームとしても「確かにその通り」と自覚はしているものの、なかなか実現に至っていません。


メッセージ機能をもっと簡単に使えるようにして欲しい」という意見もあります。Skypeユーザーがやりとりするテキストメッセージの数は毎月何十億通にも上っていますが、それだけ使っていてもなお「もっと便利になって欲しい」という願いがあるようです。


また、「Skypeを複数の端末で使っているが、もっと高速に、もっと馴染みやすくならないか?」という意見も。ユーザーがSkypeを使用する環境は、大まかにPC、タブレット、スマートフォンの3種類に分けられますが、「もっと応答を早く、美しく、複数デバイスをまたいでも一貫性のあるデザインを」という意見が多いようです。


こういったフィードバックを反映させるために、Skypeではかなりの投資を行うことにしています。

まずは「動作(パフォーマンス)と品質を改良していくこと」を最優先事項としてあげています。これは、毎回アップデートを行うたびに中心となる構成要素で、今年初めからはアプリケーションの信頼性やバッテリー寿命への影響、パフォーマンスに関わるような根本的な部分にも、著しい変化を加え始めました。この変更はまずWindows 8とWindows Phone 8向けのSkypeに適用されており、バッテリー消費には影響を及ぼすことなく、通話とメッセージが素早くかつ安定して使用できるようになったことが保証されています。これと同じ変更を、今後すべてのデバイス向けのSkypeに適用していく予定です。


次に行うのが「対話を優先したモダンデザイン」。これはSkypeでの対話を簡単にすることを目的として搭載されるもので、大胆かつ美しい見た目ながら、シンプルで簡単に使えるようになります。Windows 8とWindows Phone 8では、モダンデザインの適用によって、メッセージ返信時にかかる時間が劇的に減少したことが報告されています。なお、Skypeの目標は、すべてのデバイスで見栄えや使い勝手に一貫性を持たせることだそうです。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
Skype全ユーザーの通話時間合計が1日あたり3800年分を突破 - GIGAZINE

速くシンプルで美しいという「Skype for Windows 8」はこんな感じムービー - GIGAZINE

Skypeの通話を盗聴する極秘計画「Project Chess(プロジェクト・チェス)」が白日の下に - GIGAZINE

SkypeのメッセージをMicrosoftが盗み見て検閲していることがほぼ確定 - GIGAZINE

in モバイル,   ソフトウェア, Posted by logc_nt

You can read the machine translated English article here.