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無料で使えて音質劣化のないオーディオコーデック「FLAC」が6年ぶりにアップデート

By Craig Elliott

MP3は音声データ圧縮率の高さからウェブ上や音楽プレーヤーなどで広く普及している音声ファイルフォーマットですが、データ圧縮時にサイズは小さくなるものの音質が劣化する非可逆圧縮を行います。一方音声データを圧縮しても音質の劣化が生じない可逆圧縮のファイルフォーマットが「FLAC」です。そのFLACがなんと6年ぶりに新バージョン1.3.0をリリースしました。

FLAC Audio Format gets First Update in 6 Years | Kabatology ~ Open Source, Linux
http://www.kabatology.com/06/10/flac-audio-format-gets-first-update-in-6-years/

FLAC - changelog
https://xiph.org/flac/changelog.html

このアップデートでは大きな変更は無く、細かい強化・改善がメインですが、新しくCD-DA(CDに音声データを収めるための規格)以外の規格においてもキューシートの取り扱いが可能になり、さらにRF64やSony Wave64といったファイルフォーマットのサポートも加わり、これらのファイルフォーマットに対してエンコードやデコードが可能になりました。

By Paul Perreijn

さらに、56kHz~192kHzまでのゲイン分析が可能になり、ファイルデコード時のエラーメッセージにも改良が施されています。

By Nick Richards

FLACは現在フリーのマルチメディアフォーマットを策定しツールを開発することを目的とした非営利団体である、Xiph.orgが権利者となっており、このアップデートはXiph.orgが行ったFLACに関する初めてのリリースとなっています。

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in メモ, Posted by logu_ii

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