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再圧縮やデジタル・アナログ変換でも消えない動画の電子透かし技術登場


KDDI研究所が著作権保護などを目的とした、再圧縮やデジタル・アナログ変換でも消えないビデオの電子透かし技術を開発したそうです。

以前GIGAZINEでKDDI研究所がプロかアマチュアかを98%の精度で自動判別する動画判別技術を開発したということを取り上げましたが、こちらもすさまじい技術の様子。

詳細は以下の通り。
ビデオの再圧縮やデジタル・アナログ変換でも消えない電子透かし技術の開発

このリリースによると、現在著作権の保護などを目的として、ビデオコンテンツに電子透かし技術が導入されていますが、画質に影響を与えることなく、多くの情報を埋め込むことができることや、さまざまな変換処理を行った場合にも埋め込まれた電子透かしが消えずに保たれることへのニーズが高まっているそうです。


特に近年普及しているHDDレコーダでは、放送番組を録画・保存する際にHDDレコーダ内で再圧縮が行われることが多いため、再圧縮しても消えない電子透かし技術が重要となるほか、VHSビデオデッキなどのアナログ機器に録画したビデオコンテンツでも、著作権を保護するために電子透かし情報の保持が必要とされているとのこと。

そして今回、それを受けて開発された超高速MPEGビデオ電子透かし技術「MPmark(R)」は、再圧縮してもアナログ機器に録画しても電子透かし情報が消えないとしており、以下のように字幕を記録しないレコーダーで録画した場合でも、データ放送のデータを電子透かしとして埋め込むことによって、字幕を表示することなどが可能になるそうです。

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in メモ,   ソフトウェア, Posted by darkhorse_log

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