メキシコのジャングルの中から突然ぬっと現れるパレンケ遺跡に行ってきた
ロケーションがすごい遺跡といえば、ペルーのマチュピチュなどがありますが、メキシコのパレンケ遺跡もなかなかのものです。ジャングルの中から突如現れる古代都市群は圧巻でした。
みなさんこんにちは。世界新聞特命記者の清谷啓仁です。世界一周中のわたくし、現在、メキシコのパレンケという町にいます。
パレンケはこの辺り
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パレンケの町並み。のんびりとした風情が漂っています。
カラフルな建物が特徴的です
この部屋に滞在していました
ホテルから見渡した風景
町のソカロ(中央広場)
地元の人たちや旅行客で賑やかです
可愛らしい教会。中米のソカロには必ずといっていいほど教会があります。
ある日、ウチのデスクから「パレンケ遺跡のジャングルからぬっと現れる様はなかなかロマンだぞキヨタニくん!」と言われ、なんだかよく分からなかったのですが、とりあえず行ってきました。まずは旅行会社が集まる一角へ。
パレンケ遺跡に向かうミニバンを発見。片道で約150円。
RUNAS(遺跡)と書かれているので間違いなさそうです
地元の人たちに混じって遺跡へ向かいます
遺跡の入り口付近では車が列を成しています。周囲は既にジャングル。
到着しました
早速チケット売り場で……
チケット(約450円)をゲット!
辺りは売店で賑わっています
茅葺き屋根で覆われたここが入り口。
いざ!
ジャングルがお出迎え
鬱蒼としています
小さな滝壺発見!
遺跡はどこにあるんでしょうか
まだ見えてきません
その時!木立の奥に見えるものは……。
おお!
姿を現しました。パレンケ遺跡です!
Wikipediaではパレンケ遺跡は以下のように説明されています。
パレンケ(Palenque)はメキシコにあるマヤ文明の古代都市遺跡で、メキシコの世界遺産の一つである。
ユカタン半島の付根にあたるメキシコ南東部のチアパス州に位置し、7世紀に最盛期を迎えた都市の遺構としての宮殿を中心とする、『マヤ遺跡の典型』といわれる建物群を密林のなかに配置している。
観光客でいっぱいです
階段はかなりの傾斜。登ってみます
「頭蓋骨の神殿」です
柱の根元にある頭蓋骨のレリーフ。ウサギの頭蓋骨をモチーフにしているらしいのですが、不気味です。
眺めがいいです。おっ!何やら行列が見えます
僕も並んでみます
あと少し。
ようやく入り口へ。「赤の女王」と呼ばれる墓室があるようです。
中は狭くて薄暗い。
なんじゃこりゃぁ!これは一体……。赤いものが何なのか、いまだに謎が多い墓室とのことで……
おじさんもカメラを必死に向けています
この日は本当に暑くて、みんな日陰で休んでいます。
最上部に600以上の碑文が彫られた石板がある「碑文の神殿」。立ち入り禁止ですが、シルエットが美しい。
パレンケ遺跡のハイライト「宮殿」に着きました。遺跡の中心部にあり、王様が住んでいたと考えられています。中央にそびえ立つのは、天体観測に利用したとされる「天体観測塔」です。
急な階段はもうお馴染み。
中は迷路のようになっています
十字に形どられた窓
「天体観測塔」の四面は東西南北を指しています。マヤの人々は天体観測に優れていて、非常に精密な暦を持っていたそうです。
マヤ遺跡で特徴的な「マヤ・アーチ」と呼ばれる三角形の天井部
壁には様々なレリーフが。
こちらにも。
そうこうしていると、トカゲ発見。
宮殿から見下ろすと水路が見えました
下に降りると、お決まりのお土産屋さん。
なんとなくマヤっぽいですね
水路の向こうにも何やら遺跡が。行ってみましょう。
今日、何段ぐらい階段登ったかなー?
目の前に新たな建造物が!頂上からの眺めがよさそうです。
パレンケを一望!
この広大な遺跡のうち既に発掘研究が行われたのは全体の40%にしか過ぎず、60%がいまだ謎に包まれているそうです……。
ロマンに浸っていると、蚊に12ヶ所刺されていたのを思い出して、ポリポリやりながら遺跡を後にしました。
文・取材:清谷啓仁
監修:世界新聞
http://www.sekaishinbun.com
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