まるでダンジョンの入り口、樹木に侵食されて一体化している寺院遺跡「タ・プローム」
「巨大な樹木が長い年月をかけて寺院そのものを侵食してしまっている遺跡」という、まるでファンタジーや冒険小説のような遺跡が「タ・プローム」です。かなり現実離れした場所ですが、観光スポットとなっているので実際に足を運ぶことができます。
寺院遺跡の詳細は以下から。Giant Trees At the Cambodian Temple of Ta Prohm
「タ・プローム」は、世界遺産「アンコール・ワット」で有名なカンボジアのアンコール遺跡郡の一つです。もともと12世紀末に仏教寺院として建立されましたが、後にヒンドゥー教寺院に改修されたと考えられています。
侵食している樹木はガジュマルとのこと。
映画「トゥームレイダー」の撮影が行われた場所でもあります。
あまりにも侵食が進んでいるので修復計画が立てられていますが、樹木が遺跡を破壊しているのか、それとも逆に遺跡を支えているのかがはっきりとしていないため、修復に関する議論は継続中です。
完全に遺跡の上に乗っかっている樹木。
樹木の隙間から入れる入り口。
わりと荒廃した雰囲気もあります。
寺院の壁に刻まれたレリーフ。
まるでダンジョンの入り口のようです。思わずワクワクと冒険心が湧いてきます。
観光スポットなので、歩きやすいようにボードウォークが取り付けられているようです。
この光景を人工的に再現するのはかなり難しそう。
至る所に生えている樹木からは植物の生命力が感じられます。
サンサンと降り注ぐカンボジアの太陽が樹木をここまで成長させたのでしょうか。
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