Twitterで「RT1回ごとに140円寄付する」とツイートした結果200万円を寄付することに
By Rosaura Ochoa
Twitterで「RTされたら○○します」というツイートをしている人を見かけますが、イギリスでは「このツイートが1回RTされるごとに1ポンド(約142円)寄付する」とツイートした人が猛烈なRTの嵐を受けて約200万円を寄付するはめになりました。「さっきのツイートはなしで」と取り消すこともできそうですが、ツイートをしたのは下院議員だったため、取り消すというわけにはいかなかったようです。
BBC News - Slough MP donates £14,268 to Comic Relief after 'naive' Twitter pledge
http://www.bbc.co.uk/news/uk-england-berkshire-21813361
問題のツイートをしてしまったのはバークシャー州Slough(スラウ)選出の下院議員、Fiona Mactaggartさん。
3月15日20時25分に「このツイートが21時までにリツイートされたら、RT1回ごとに1ポンド(約142円)をチャリティ企画Comic Reliefに寄付します」というツイートをしたところ……
I will give £1.00 to Comic relief for every retweet of this message before 9pm
— fiona mactaggartさん (@fionamacmp) 2013年3月15日
このように怒濤の勢いでRTされてしまい……
期限とした21時までの間の35分間に1万4268回もRTされることになりました。つまり1万4268ポンド、現在のレートで日本円に換算すると205万円ほどに相当します。
もともと、Mactaggartさんがこんなツイートをしたきっかけは、何とかしてComic Reliefへの寄付を増やす面白い方法はないかと考えていたところ、オーストラリアの人がリツイートで30オーストラリアドル(約3000円)の寄付をしているのをみかけたこと。これを面白いと思ってマネしたところ、このようなことになったそうです。
BBCの取材に対して「1万ポンド(約144万円)ぐらいになるかなと思っていた」と語ったMacTaggartさん。議員になる前は教師をしていたという経歴があり、そのころにチャリティで鶏の格好をしてComic Reliefで教えたこともあります。
今回の寄付について、「どうせ経費で処理するのでは?」などという冷たい声も多数寄せられているそうですが、「私の貯金からすれば寄付する額は大金ですが出すだけの余裕はあります」と自分のお金で寄付することを約束。なお、「今後はTwitterでこうした寄付の約束などはしないでしょう」とも語りました。
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