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ペラペラで折り曲げ自在な上に2枚重ねて画面コピーもできる「PaperTab」


電子ペーパー端末として見てもぺらぺらに薄く、多少の折り曲げは問題なし、2枚重ねれば片方で見ているものをもう片方にコピーできたり、隣に並べて表示領域をシームレスに拡張したりできるというタブレット(電子ペーパータブレット)が「PaperTab」です。クイーンズ大学ヒューマンメディアラボが開発したもので、YouTubeに実際の使用例ムービーがアップされていますが、また一つ“近未来”の技術が現実になったような感じがします。

Revolutionary paper tablet computer reveals future tablets to be thin and flexible as sheets of paper | Human Media Lab :: Queen's University

PaperTab: Revolutionary paper tablet reveals future tablets to be thin and flexible as paper. - YouTube


これがPaperTab。この角度から見ると普通のタブレットっぽいですが……


横から見るとこんな感じ。ちょっとデザインが変わっている?


と思ったら、厚みがほぼゼロでぺらぺら、まさに「電子ペーパー」。


その隣にもう1つPaperTabを持ってくると、まるでデュアルディスプレイのように表示領域が広がりました。


どこまでも無限につなげられるのかというとそういうわけではないようです。


タブレットとしてはどういう性能かというと……


Googleマップでドレスデンを表示させたところ。白黒なので、地図のような細かいものは見づらいかもしれません。


実際に仕事で使ってみたデモンストレーション


PaperTabの上に、まだ何も表示させていないPaperTabを重ねると……


スッとその内容がコピーされました


くにゃっと曲げても大丈夫


本体の角の部分を斜めに押し込んだり手前に曲げたりする動作が、ページ送りやページ戻しになっています。


2つのPaperTabを越えてオブジェクトを移動させることはもちろん問題なし。


こちらは、下に置いてあるPaperTabでメーラーの受信箱を表示していて、それに対する返信を上のPaperTabで書き始めたところ。ブラウザのリンクを「新しいPaperTabで開く」と操作したような感じです。


ここで返信を書いて……


さらに別に写真を表示していたPaperTabを重ねました。これで、返信に写真を添付することができました。


最後に、「Outbox」と表示されているまた別のPaperTabへと重ねれば返信完了。


この端末はクイーンズ大学がIntel、電子ペーパーディスプレイ開発を手がけているPlastic Logicと共同開発したもので、CPUはIntelのCore i5、ディスプレイはPlastic Logicの10.7インチプレスチックディスプレイを搭載しています。

映画「アバター」の中で、手元のタブレットで見ていたカルテを病室の窓に指でスッと移動させるシーンがありましたが、それに似たようなことがそう遠くないうちに現実でできるようになるかも。

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in モバイル,   ハードウェア,   動画, Posted by logc_nt

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