メモ

マクドナルドがハッピーセットのオマケを本に変更するキャンペーンを実施

By j.dopf

イギリスのマクドナルドで、Happy Meal(日本でのハッピーセット)につけているオマケをオモチャではなく本にするというキャンペーンが開始されました。

DK Amazing World Books Happy Meal £1 Book Offer - Terms and Conditions :: McDonalds.co.uk
http://www.mcdonalds.co.uk/ukhome/policies/DK-amazing-world-books-book-offer-terms-and-conditions.html


McDonald's to give away 15m children's books with its food | Books | guardian.co.uk
http://www.guardian.co.uk/books/2013/jan/09/mcdonalds-give-away-15m-children-books


オマケとして配られるのはDorling Kindersley社から出版されている科学系読み物Amazing Worldシリーズの割引券で、イギリスの書店W・H・スミスに持っていくと、Amazing Worldシリーズのうち、好きな本が1ポンド(約140円)で購入できます。ちなみに定価は1.99ポンド(約286円)から30ポンド(約4300円)までかなり幅があります。このキャンペーンは1月9日から2月26日までの間行われますが、本のオマケ自体は今後も続き、2015年までには1500万冊の本が子供たちに提供される予定です。

イギリスのマクドナルドでは2012年にもMichael Morpurgoさんの児童文学「Mudpuddle Farm」シリーズ900万部分の割引券をHappy Mealのオマケとして配布する試みが行われました。キャンペーンは子どもたちの両親に非常に肯定的に受け取られたため、今回へと繋がったわけです。National Literacy Trustによれば、イギリスの子どものうち3人に1人が本を持っておらず、半数が読書を好まないとのこと。マクドナルド・イギリスのAlistair Macrow副社長は「これは子どもたちに読書を楽しんでもらう絶好の機会なのです」と語りました。

By horrigans

これまでマクドナルドはオマケ目的で購入するHappy Mealが肥満の原因になっているとして批判されており、サンフランシスコではハッピーセット規制条例も可決されたほど。今回のキャンペーンも批判を受けてのことだと考えられますが、リテラシーでなく健康の面から見たとき、Nutritious Lifeの栄養士であるStacia Helfandさんは「最も健康的な選択とは言えません」と批判します。「教育と食べ物を結びつけるのはいいアイデアとは言えません。もしマクドナルドが本当に子どもの生活を豊かにしたければ、食べ物の栄養の質を上げるでしょう」とのことです。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
「子どもにジャンクフードを売るな、そしてドナルドをクビにしろ」とNPO団体らがマクドナルドに要請 - GIGAZINE

100円マックよりお得、アメリカのマクドナルドにある1ドルメニュー全紹介 - GIGAZINE

サスケは前回よりも男前、マクドナルド「ハッピーセット」のおまけで遊んでみた - GIGAZINE

マクドナルドで玩具付きのセットを買ったら、中からマリファナを発見 - GIGAZINE

マクドナルドの実物とかけ離れた商品写真の撮影手順を詳細にレポートしたムービー - GIGAZINE

家庭でもできるビッグマックの作り方をマクドナルドのシェフが詳細にレポートしたムービー - GIGAZINE

in メモ,   , Posted by darkhorse_log

You can read the machine translated English article here.