メモ

ハリケーンの影響で水没したマンハッタンの地下ケーブル復旧作業


2012年10月末にアメリカ西海岸を襲ったハリケーン「サンディ」は死者100名以上、全半壊した建物は9万棟以上という大きな被害を出しました。マンハッタンでは高潮による浸水被害も続出、ベライゾンでは自社地下の局内マンホールが冠水してケーブル類がダメになってしまい、その復旧作業に追われています。

Into the vault: the operation to rescue Manhattan's drowned internet | The Verge
http://www.theverge.com/2012/11/17/3655442/restoring-verizon-service-manhattan-hurricane-sandy

マンハッタン島最南端、ロウアー・マンハッタンのブロードストリートにあるベライゾンの中央オフィス。市内電話やDSL、ベライゾンの光ファイバーネットワークサービス「FiOS」などの拠点となっています。


建物のロビー。装飾を保護するため壁は合板で覆われており、ヘルメットを被った職員が入館チェックを行っています。


Christopher Levendos取締役事業本部長が先導して、建物の地下へ。2500平方メートルを越える空間に、昔から使われてきた古い銅ケーブルと、新しい光ファイバーケーブルが同居しています。


銅ケーブルのダメージを調べるために用いられている赤外線カメラ。電気の通ったケーブルが浸水すると発熱して配管に損傷を与えているはずなので、これでわかるというわけです。


調査で判明した浸水ポイント。ケーブルを通している配管の外側(ケーシング)をはがしてありますが、触ってみるといまだに湿っているそうです。


配管内には浸水しないように空気が送り込まれているのですが、今回の高潮では役に立たず……。


ブロードストリート中央オフィスの局内マンホールは深さ15フィート(約4.6m)、長さ150フィート(約46m)、幅40フィート(約12.2m)という広さなのですが、丸2日間も浸水した水で満タンになりました。


ちょうどよい機会ということで、ダメになった銅ケーブルを運び出した後は光ファイバーの敷設作業が進められているそうです。

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in メモ, Posted by logc_nt

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