Googleが「夏のサービス大掃除」を実施、Google Videoが完全消滅してYouTubeへ統合

Googleが「夏のサービス大掃除」として、運営している元動画共有サービスのGoogle Videoなどを完全停止させることを発表しました。

Spring cleaning in summer | Official Google Blog

Google Videoは2005年1月から提供されていたGoogleの動画共有サービスです。

かつて、YouTubeでアップロードできるファイルサイズがかなり厳しかったことから、100MB以上のファイルであればGoogle Videoにアップロードするのがベストという時期もありました。

しかし、2006年にGoogleがYouTubeを買収して力を注ぎ始めると、もともとユーザ数が多かったこともあって一気に流れはYouTubeに傾きました。用済みの競合サービスとなったGoogle Videoは2009年にアップロード機能を停止。以後はただの動画検索サービスと化していました。

今回、「夏のサービス大掃除」では、このGoogle Videoの完全終了が決定。残っているデータはYouTubeへ移動させるか、削除するか、ダウンロードするかを選ぶことができます。

また同時に、2005年にスタートした「iGoogle」、「Google Mini」、「Google Talk Chatback」、「Symbian Search App」の4サービスも終了が決まっています。

iGoogleはスタートページとして活用していたという人もいるのではないでしょうか。

iGoogleの今後については、16ヶ月間はデータエクスポートができるよう残され、2013年11月1日をもって廃止となります。なお、終了を決定するに至った理由については「最初に iGoogle を発表した 2005 年当時は、パーソナライズされた情報をウェブ アプリやモバイル アプリを使用してリアルタイムで簡単に操作できる日が来ようとは誰も想像していませんでした。」とのこと。

コレがGoogle Mini。このハードウェア内にソフトウェアがあらかじめインストールされており、社内ネットワークに接続することで企業サイトやイントラネット内の情報をGoogleのウェブ検索と同じように検索可能になるというもの。