おむすびにダシを利かせるという新発想ミツカン「だしむすび」シリーズ全3種を試してみた
おむすびにダシを利かせたふりかけをかける、という有りそうで無かったアイデアを実現させたのがミツカン「だしむすび」シリーズ。ダシ由来の「生臭み」や「えぐみ」が発生するという問題を、最適な味のバランス、素材の組み合わせを考えることでクリアし、素材の風味を活かした商品に仕上げてあるとのことで、これを使っておむすびを握ってみました。
今回は4人で試食し、それぞれ感想をわけて書いています。
「ごまリッチ」を上回る勢いで大ヒット中!「だしむすび」シリーズ、発売約1ヶ月で200万袋突破!
「かつおだし」「昆布だし」「あさりだし」の全3種類。
まずは「だしむすび かつおだし」(税込136円)から。
ご飯にふりかけて混ぜるだけと、使用方法は一般的なおむすびのふりかけと同じ。
原材料はかつお節粉末、かつおだしとかつお尽くしですが、青菜やごまも具として含まれています。
1袋で96kcal、食塩相当量は10.2g。
中身は粒状で、これがご飯の熱で溶けてなじむようになっています。
ということで、熱々のご飯を準備。
かける分量はご飯1合(320グラム)に対して大さじ山盛り一杯(12グラム)ほど。
ふりかけが均一にご飯に混ざるようにしっかり混ぜていくのですが、ちょっと大きめのボールを用意しておくと、混ぜている間にご飯が飛び出す心配も無く快適に調理できます。
そして、握る際にはサランラップなどを使うと手にご飯がベッタリつく心配も無く便利。
そして、完成。
ご飯はかつお節を連想させる茶色に仕上がり、また青菜やごまが彩りのアクセントになっています。
・編集部員その1
他社のふりかけと比べると明らかに味が濃く感じられ、カツオ節をご飯にかけた「ねこまんま」のような味。ということで、ねこまんま好きの人にオススメ。
・編集部員その2
本物のかつお節のような香ばしさでは無いが、非常に香りが強く感じられる。
・編集部員その3
ダシのためか風味が豊かに感じられ、冷めたおにぎりでも風味をしっかりと味わえる。
・編集部員その4
食べた後になんとなくカツオ節の味がした気がするが、メーカー推奨の量より1.5倍くらいふりかけを加えた方が好みかも。
次は「だしむすび 昆布だし」(税込136円)。
こんぶ粉末とこんぶだしを含む顆粒のほかに味付けこんぶ、こんぶなどが含まれています。
エネルギーは1袋あたり101kcalで、食塩相当量は9.8g。
見た目は昆布というよりも、抹茶のような色です。
熱々のご飯だとふりかけが溶けやすくはかどるので、ボールにご飯を移したら手際よく調理したいところ。
ご飯をにぎにぎ。
そして完成です。
非常に小さいですが、具には昆布やゴマが含まれています。
・編集部員その1
シリーズの中では一番あっさりとした味。「昆布」という前情報が無いと何の味かはちょっとわからない。
・編集部員その2
意識を集中すれば昆布の香りが感じられるような気がする。ごまのプチプチした食感がグッド。
・編集部員その3
ダシっぽい味が感じられるが、それが昆布かどうかはちょっとわからない。しかし、あっさりとした中にも芯のあるうま味が感じられ、割と好み。
・編集部員その4
シリーズの他の味に比べても違いがわからない。
最後は「だしむすび あさりだし」(税込136円)。
あさりだしパウダーのほか、味付わかめなどが含まれています。
栄養成分です。
使用しているあさりにはカニが共生しているそうですが、だからといってカニの味がするわけではなく、カニにアレルギーのある人は注意ということです。
ご飯が熱いうちに一気に混ぜていきます。
わかめやごまが、具として含まれていることを確認。
・編集部員その1
食べた瞬間にわかるほどのあさりの風味を感じたが、それはあさりそのものの風味というよりは「あさりのお味噌汁」の風味に近い感じ。
・編集部員その2
ネットリと口の中に残るような、あさり独特の旨みが再現されている。
・編集部員その3
冷えていても強い風味をしっかりと味わえるが、あさりと言われるまでそうとは認識できなかった。
・編集部員その4
シリーズの他の味と比べても味の違いがいまいちわからないので、やはりもうちょっとふりかけの量を増やしたいところ。
人によって味の印象はさまざまですが、普段からよくおむすびのふりかけを使う人ならば、このシリーズの風味の豊かさ、奥行きの深さがよくわかるはず。味が濃く感じますが、それは塩味のような「辛さ」によるものでは無くダシの「うま味」によるものだと思われます。
また熱々のお湯をかけて食べると、ダシのうま味がジワッと溶け出して、これまたクセになる味。飲んで帰った後の夜食に欲しいかも。
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