裏側からもタッチ操作ができる半透明ディスプレイをNTTドコモが開発中

ワイヤレスジャパン2012のNTTドコモブースでタッチパネルを貼ることで操作できる半透過ディスプレイの展示が行われていたので、実物を撮影してきました。

こんな感じのブースの中で実機のデモが行われています。

実物は以下の通り。解像度はQVGAでタッチへの応答速度は既存のスマートフォンなどと比較しても遜色のないレベルになっているとのこと。

ディスプレイが半透明なだけではなく、表と裏の両側からタッチ操作が可能。

横から見るとこんな感じ。

うっすらと背後にあるdocomoの文字が透けているのが確認できます。

なお、実用化に向けての最大の課題は輝度の低さで、太陽光の下ではほとんど画面が見えなくなってしまうとのこと。このハードルさえクリアできれば商品化は難しくないとのことで、半透過の特性を活かして「スカウター」のようなメガネ型のディスプレイなどにも応用できる可能性があるそうです。

実際に動いている様子は以下のような感じになります。

裏側からもタッチ操作ができる半透明ディスプレイの実機はこんな感じ - YouTube

今回は実機に触ることはできませんでしたが、ブースで再生されていたデモムービーによれば、以下のような感じで使用ができるとのこと。

例えば、ホーム画面のアイコンの位置を変更する場合は……

表でアイコンを長押しして

裏面でフリック操作

そして、表側の長押しを解除すればOK

また、背面をタッチしてキューブの角度を固定して

表面を触ってクルクルと回転させるといったことも可能

デモムービーの全編は以下から再生可能です。

裏側からもタッチ操作ができる半透明ディスプレイのデモムービー - YouTube

PS Vitaが背面タッチパネルを搭載していることからもわかるようにゲームなどとの相性も良さそうなので、今後の実用化が楽しみです。