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スティーブ・ジョブズを追悼する世界の人々、Appleストア前にリンゴや花束が手向けられる


現地時間10月5日早朝、Apple社創業者であり前CEOのスティーブ・ジョブズ氏が逝去しましたが、彼の死を悼む行事が世界各地で自主的に行われています。

さまざまな国の人々が現地のAppleストアなどに集い、彼が生み出したiPhoneやiPadといったデバイスや、Appleを象徴するリンゴ、そして花束などを手向けて祈りをささげる様子は、彼の生前の功績がいかに大きなものだったのかを示しているように感じられます。


Steve Jobs dead: Tributes as Apple's legions of fans mark death of hero | Mail Online

Steve Jobs, Apple co-founder and former CEO, dies at the age of 56 - Telegraph

【スライドショー】スティーブ・ジョブズ氏をしのぶアップルファン - WSJ日本版 - jp.WSJ.com

◆北米
アメリカ・カリフォルニア州のCUPERTINOにあるApple本社の国旗は半旗となっていて、スティーブ・ジョブズ氏を追悼しています。


そしてApple本社の前には山のような花束が。今もその数は増え続けているようです。


夜になると、本社の前には中国からの留学生がやってきて、キャンドルを使ってジョブズ氏の名前を書き、哀悼の意を示していました。一番左側の文字は「Steve」を示すとのこと。


ニューヨーク5番街にあるAppleストアの旗艦店の前には、おのずとジョブズ氏の死を悼む人々が集います。


窓ガラスには、深い赤の口紅で「Thank You Steve.(ありがとう、スティーブ)」の文字。


自然に祭壇のようなものができあがっていきます。


1990年に発売されたMacintosh Classicとおぼしき機体を店先に置いて追悼しているのは、Intelのエンジニア。


追悼の様子はやはり撮影の的となっていて、Apple社のiPadやiPhoneを使って撮る人が多く見受けられました。哀悼の意を込めてあえて使っている人は多いとはいえ、これだけジョブズ氏が生み出したデバイスが普及したのだということを見せつける結果になっています。


マンハッタンのAppleストアでも、花が手向けられている様子をiPadで撮影している人がいました。


こちらはニューヨーク14番街のAppleストアに置かれていた、ジョブズ氏の悲報を知らせる「WALL STREET JOURNAL」をコピーしたものとリンゴ。


やはり人が亡くなった時には故人の写真を見たくなるものなのか、Appleストアの店先に新聞などジョブズ氏の写真が印刷された物を置いていく人は多くいたようです。


サンフランシスコのDolores公園に自主的に集まったAppleファンたち。同好の士が集まっているからか、追悼目的とはいえどちらかというと明るく見送ろうという雰囲気が伝わってきます。


一方、日没後のAppleストアの前でひとり涙する男性。悲しみのあまりしゃがみこんで動けなくなっているようです。


Palo Altoにあるスティーブ・ジョブズ氏の家の前にやってきた親子。男の子はその小さな手にリンゴを抱えています。


庭先にある歩道にメッセージを書く壮年の男性。「Steve, you made our lives easier.(スティーブ、あなたは私たちの生活をより便利にしてくれました)」と書いていました。


中には虹色だったころのロゴを花のようにあしらって飾り、イラストつきのメッセージカードをはさんだ鉢植えを置いていく人もいたようです。


カリフォルニア州・PasadenaにあるAppleストアの前には「bye」と彫られたリンゴが手向けられていました。


◆スペイン
バルセロナのAppleストアには、スペインらしいセンスを感じる華やかなアレンジメントフラワーが。


その後、花束の周囲に付せん紙にメッセージを書いてその場に貼り付けていく形になったようで、ジョブズ氏へのメッセージが数多くはりつけられていました。そしてその様子をiPhone 4と思われる端末で撮影する女性も。


◆イギリス
ロンドンのAppleストアには、メッセージ入りの遺影が用意されていました。


ブーケやリンゴ、キャンドルなどが置かれていて、絵になる風景をiPad 2で撮影している人がいました。


店先には一口だけかじったリンゴが4つ並んでいます。4人連れだってリンゴをかじり、そっと置いていったのでしょうか。


ロンドンでは一工夫されたリンゴが多く見られました。これはジョブズがAppleに復帰した1997年の広告のキャッチコピー「think different」が書かれたリンゴ。


こちらは「in the memory of genius」と書かれています。やはりApple社のシンボルマークとなったリンゴを手向けようという流れは世界的なもののようです。


◆マレーシア
クアラルンプールのAppleストアの特設コーナーに、ジョブズ氏へのメッセージをはりつけていく人々。


◆中国
北京のAppleストアにはAppleのトップページに表示されていたジョブズ氏の写真が引き伸ばされて設置され、そこを囲むように花束やリンゴが置かれています。


キャンドルでAppleのロゴマークをかたどっている人も。


◆イタリア
ナポリの料理人は、ジョブズ氏の死を悼んでAppleのロゴマークをかたどったピザを焼き上げました。これまでの流れと比べてやや陽気な弔い方に見えますが、お客に提供するわけでもないのに特別な形に生地を整形し、時間を割いて作ったのかと思うと、その熱意に感心せざるをえません。


◆日本
東京・銀座のAppleストア前には「Thank You Steve」と書かれたカードを囲むように、キャンドルを表示したiPadやiPhoneが置かれ、メッセージカードつきの花束がたくさん手向けられていました。


キャンドルを表示したiPadを抱える店員。


たむけられていたというリンゴの中には「R.I.P.(安らかにお眠りください)」といったメッセージやジョブズ氏の名前、そしてAppleのロゴマークを銀色のペンで描いたものも。


手を合わせて祈りを捧げる女性。両手のひらを合わせて祈る様子は、やはり日本ならではの光景。


◆ロシア
モスクワ市街に、明らかに今回主に出回っているジョブズ氏の写真ではない顔写真が大きく引き延ばされ、しかも額に入れられて飾られました。どうもAppleストアの前でもないようなのですが、通りすがりの男性がキャンドルをそっと置いていきました。


◆香港
日本だけでなく香港にも、iPhoneにキャンドルを表示させて追悼する人が。


花やリンゴといった物の他に、変わったところとしてスティーブ・ジョブズのフィギュアが置かれている店先もあったようです。子どもが不思議そうに見つめています。


路上ではジョブズ氏逝去を報じる号外が配布されていました。


◆One more thing
今年6月、最後に登壇したAppleカンファレンスの舞台裏で、妻のローレンさんと額をあわせているジョブズ氏。病状が悪化していたと考えられる中、ギリギリのところまでプレゼンを行っていた彼のやすらぎのひとときを見事に切り取った1枚です。

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in メモ, Posted by darkhorse_log

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