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8本の手足を持って生まれた少年、外科手術によりスポーツのできる身体に


インドのビハール州で生まれたDeepak Paswaanくんは、7歳になるまで、双子として生まれるはずだった兄弟の手足が胸にくっついている状態で生活していました。その外見から、ほかの子どもたちからいじめを受けることもあり、激しい運動をすることができないなどの障害がありましたが、今回、外科手術によって胸部から手足を除去することに成功したそうです。

Pictured for the first time... The boy born with eight arms and legs shows off new body after pioneering surgery | Mail Online

除去手術を受ける前のDeepakくん。「悪魔」や「異常」という心無い言葉を投げかけられたり、逆に「神」として崇められたりしたとのこと。ヒンドゥー教では神が多肢をもって描かれることが多く、Deepakくんをヴィシュヌ神の化身として熱心な崇拝者が家に訪問してくることもあったそうです。


胸部に手足が生えているため、大きな物を持って運動するのが難しかったようです。Deepakくんの家族はなんとか彼に普通の生活を送らせてやりたいと考えていたものの、除去手術には通常約5万ポンド(約590万円)もの費用がかかり、とても手術を受けさせてやることはできないと思われていました。


しかし昨年、バンガロールのフォルティス病院の主任外科医師が、無料でDeepakくんの手術を行うことに同意。手術は無事成功し、Deepakくんは激しい運動にも耐えられる身体を手に入れました。


クリケットに熱中するDeepakくん。「2人の兄弟よりも早く走れるようになったんだ―――前までは追いつくこともできなかったのに。新しい身体が大好きだよ。すごく楽しい。とても幸せだ」と語っています。

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in メモ, Posted by darkhorse_log

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