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地球で最も安全な10のスポット

by ToastyKen

自分自身や家族、友人などを守るため「安全」には常に気をつけているという人も少なくないと思われますが、この地球上で最も安全な場所は一体どこなのかというと、以下に挙げる10のスポットがとりわけ安全とされているようです。

10 Most Secure Locations on the Planet, Safest Places | BROWN SAFE Research Labs
http://www.brownsafe.com/blog/10-most-secure-locations-on-the-planet/

Burlington Cold War City - The Blog Below: A blog about everything Underground
http://www.soap.com.au/underground/2008/07/burlington-nuclear-bunker-at-c.html

◆フォート・ノックス

アメリカのケンタッキー州にある工業都市ルイビルの南にあるフォート・ノックスは陸軍施設内にあります。


ここはアメリカの金融資産の中心で、これまでに地球から採掘されたすべての金塊のうちのおよそ2%にあたる5000トンもの金塊が保管されているとのこと。


それらを安全に保管するため、要塞のような建物の地下深くに金庫があり、その入り口は250トンのドアで閉ざされているそうです。


シャイアン・マウンテン空軍基地

「シャイアン・マウンテン空軍基地」はアメリカのコロラド州コロラドスプリングスの近くに位置するアメリカ空軍基地で、冷戦期の1964年に完成しました。施設自体が地上から約1.6kmほどあるトンネルの先に建てられており、現在24時間体制で人工衛星の状況や核ミサイル、戦略爆撃機などの動向を監視している統合防衛組織「北アメリカ航空宇宙防衛司令部」の地下司令部が冷戦期に置かれていたとのこと。


内部には重さ25トンに及ぶ耐爆ドアが2つあり、建物自体も2km以内で核出力数Mt級の核爆発が発生しても耐えられるほど頑丈に作られています。核シェルターとして内部で生活することもでき、食堂や医療施設をはじめ、運動施設や売店もあるそうです。

ヘイブンコー

以前も記事にした「シーランド公国」にて2000年に設立された、データの待避所「データ・ヘイブン」として機能するホスティングサービスを提供していた会社が「ヘイブンコー」です。シーランド公国は自称国家の海上要塞なので認可された職員しか立ち入れません。なお、会社に投資した人はロイヤルファミリーメンバーになれましたが、2008年に何の説明も無く運営を停止しています。


エリア51(グレーム・レイク空軍基地)

ラスベガスなどがあるネバダ州の南部にあるアメリカ空軍の基地が「エリア51」です。「墜落したUFOを運び込み、宇宙人と共同研究をしている」といった風説が飛び交っている場所としても有名で、実際に基地周辺ではUFOのような未確認飛行物体の目撃例が多数存在しています。とはいえ、軍事機密の解除を受けてインタビューに応じた元職員5名によって「エリア51にUFOは無い」とUFOの存在を全面的に否定する証言がなされました。なお、この場所はアメリカ政府による管轄地のため、立ち入り禁止区域に一歩でも侵入してしまうと発砲されたり逮捕されたりします。取材も基本的にはNGで、撮影も禁止されているとのこと。ちなみに、隣には核兵器のテスト場所となっている「ネバダ核実験場」があります。


エアフォースワン(VC-25)

最も安全に地球上を移動する手段とも言えそうなアメリカ合衆国大統領専用機「VC-25」。「空飛ぶホワイトハウス」や「エアフォースワン」とも呼ばれ、搭乗員はパイロットから軍医まですべて空軍の軍人で構成されています。定員は70席程度で、搭載されている各種電子機器は核兵器の爆発による電磁パルス(EMP)にも耐えられるシールドが施されているとみられています。公表はされていませんが外部から確認できる装備として、対空ミサイルの接近を知らせる「ミサイル警報装置」や、赤外線誘導ミサイルを妨害する「IRジャマー」などがあります。ちなみにユニットコストは3億2500万ドル(約260億円)です。


大統領執務室にいるジョージ・W・ブッシュ大統領たち。


大統領寝室です。


会議室。


シークレットサービス用の座席はこんな感じ。


◆ADXフローレンス刑務所

アメリカのコロラド州にあるADXフローレンス刑務所は、トップクラスの重罪を負った男性たちが集まるところです。元ADX監視員が「地獄のクリーンバージョン」と言うこの場所は、例えば刑務所の外壁から12フィート(約3.6m)の間を番犬が見張っていたり、その外壁自体が高いレーザーワイヤーフェンスで囲われているなど、アメリカでも唯一この刑務所だけの特殊警備がしかれており、世界でもトップクラスに厳重な刑務所となっています。受刑者のうち5人に1人が囚人殺しの経験があるとも言われ、中にいる受刑者としてはパリ発マイアミ行きの飛行機内で靴の中に仕込んだ爆弾にマッチで火をつけようとして捕まった通称「靴爆弾男」の「リチャード・リード」や、2001年9月11日に起こったアメリカ同時多発テロ事件に関与したとされる「ザカリアス・ムサウイ」、オクラホマシティ連邦政府ビル爆破事件の犯人「テリー・ニコルズ」などたくさんの重罪人がいます。


◆The 1960’s Bar

イギリスのウィルトシャーに存在する、地下100フィート(約30m)の秘密の地下施設「バーリントン要塞」にあるのが「The 1960’s Bar」です。この極秘の基地が作られたのは冷戦期で、核攻撃などから上役を守るための避難所となるように設計されました。大規模な通信施設はおろか、イギリス政府当局者用のパブもあったので名前の由来となっています。


並べられているたくさんのイス。


内部にあったBBCのスタジオ。


通路はこんな感じ。


◆Bold Lane

「Bold Lane」はイギリスのダービーに位置する、全440台の車が停められる駐車場です。設計をした農業技術者自身が空港の駐車場に車を停めていた時に窓ガラスを割られてラジオを盗まれた経験から、高度なセキュリティ対策を施した駐車場として作られました。監視カメラは当然として緊急通報用の「パニックボタン」が用意されており、入り口にはバーコードスキャンも設置されています。さらに、中央コンピュータによって制御される高度なセンサーによって停車しているすべての車のあらゆる動きを検出することさえ可能だそうです。とはいえ、利用するには1時間に30ドル(約2400円)と高価な駐車料金を払わなければなりません。


◆元イラク大統領サダム・フセインのバグダッド要塞

2003年12月13日にアメリカ合衆国陸軍第4歩兵師団と特殊部隊によって逮捕され、2006年12月30日に絞首刑による死刑が執行された元イラク大統領「サダム・フセイン」がバグダッドに構えていた地下100フィート(約30m)の地下要塞は、核爆弾の爆風に耐え、50人が生活できる約1800平方mのスペースを持っていました。セキュリティ対策としては3トンのスイス製のドアが用いられ、壁は5フィート(約1.5m)もの厚さを誇り、天井の厚さは6フィート(約1.8m)で鉄筋コンクリート製、それに2つの逃亡用のトンネルなどがあったとのこと。実際に戦争時には20発の巡航ミサイルや7発の地中貫通爆弾に耐えました。


花崗岩山地にあるモルモン教会の記録施設

花崗岩山地を内部へ向かって600フィート(約180m)発掘して建てられたモルモン教会の記録施設は、1965年にアメリカのユタ州に完成しました。中には巨大な金庫が収められており、最先端技術で環境制御された文書保管室と管理事務所、マイクロフィルムの修復研究室などがあるそうです。なお、訪問者が入り口のトンネルへ入る場合には、武装した警備員が金属探知機を振って案内し、重厚な金属ゲートを開いて入っていくとのこと。

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in メモ, Posted by darkhorse_log

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