ある意味世界で最も安全運転が可能な「スーパー足こぎポルシェ911」をDIYする
フォルクスワーゲン・ビートルを設計したドイツの奇才フェルディナンド・ポルシェ博士の孫、フェルディナント・アレクサンダー・ポルシェが設計したポルシェ911は、1963年のデビュー以来、幾多のモデルチェンジを繰り返しながらもファンに愛されてきたまさに看板モデルと言うべき車両ですが、このレプリカを手作業で製作、フォイル(金属の薄いシート)張りの軽量ボディに足こぎ二輪駆動を採用し世界で最も安全運転が可能なポルシェを作り上げた人がいます。
詳細は以下。
Ferdinand GT3 RS
この足こぎポルシェはオーストリアの芸術家ハンス・ラングデールの手によるもの。製作過程は公式サイトで公開されていますが、ただのオモシロ自転車が段々それらしくなっていく様子にただ驚くばかりです。
設計はまずフレームから行なわれました。リカンベントのような運転姿勢になるようです。
そのまんま自転車なハンドルやフレーム。助手席にもペダルがあるので二人で乗ればさらに速くなるのかも。
高性能なディスクブレーキがスーパーカーっぽい。フレーム形状の都合で一般的なキャリパーブレーキが付けられなかっただけなのかもしれません。
ボディの製作。ダンボールで切り出した断面図にそってフレームを貼り付けていきます。
表面処理前。ホイールもガムテープで徹底的に成型されました。
フォイルを貼って完成。
この素晴らしいポルシェがオーストリアの街をのんびり流したりザルツブルグリンクサーキットをゆったり疾走する勇姿はこちらから。
YouTube - FERDINAND GT3 RS - The World`s slowest Porsche
つねに足をキコキコさせているドライバーに街の人も興味津々。
後ろの渋滞を気にしていてはこの足こぎポルシェを真に楽しむことはできません。
本来エンジンが搭載されているスペースは広いラゲッジスペースとなっています。
自転車そのまんまという、ちょっとやっつけ感の残るコックピット。
全力でコーナーを駆け抜けているところ。やはりキコキコ感があります。
高速走行は普通のスーパーカーに任せたほうがよさそうです。
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