オンラインゲームにはまりすぎて娘を死なせた母親に懲役25年
by altemark
「ゲームに熱中しすぎて他のことを忘れてしまったことがある」という経験は誰しもあると思いますが、ニューメキシコ州にはオンラインゲームにハマりすぎて娘を死なせてしまった母親がいて、懲役25年の刑を科されたそうです。
女がプレイしていたのは世界一のMMORPGである「World of Warcraft」でした。
詳細は以下から。
New Mexico mom gets 25 years for starving daughter - FoxNews.com
2006年1月26日、ニューメキシコ州に住むRebecca Colleen Christieは自分の娘がぐったりとして意識不明になっていることに気付き、救急車を呼びました。調べによると、このとき3歳の娘・Brandiちゃんの体重は23ポンド(約10kg)だったそうです(日本の平均的な3歳児体重は13kgぐらい)。
この日、Christieはお昼から翌日午前3時までWorld of Warcraftをプレイしており、娘の死について第二級謀殺罪と児童遺棄の罪で、懲役25年が科されました。また、Christieの前夫でアメリカ空軍勤務のDerek Wulf軍曹はネグレクトの罪を認めました。こちらは6月15日に判決が言い渡されます。
Wulfは妻の育児能力について疑問を抱いていたとのことで、長女は祖父母のもとで暮らしていました。Wulfが勤務から帰ってくると、いつも娘は空っぽのグラスを抱えていて、Christieはゲームをしていたそうです。家のゴミ箱はあふれかえり、猫のおしっこの臭いが漂っていて、子どもがキャットフードを食べていた形跡もありました。
Christieは判決を受けて「成長した娘の姿を見ることができないというのが、私の心に重くのしかかっています」「娘の面倒を見ることは私の義務でした。でも、私は見捨ててしまった。とても後悔しています」と泣き崩れたそうです。
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