オリの中の動物たちの目をとらえた写真シリーズ「Caged」

写真家Oscar Ciutat氏の作品「Caged」は、ゾウやカバ、シカやロバなどさまざまな動物たちの目元のみを切り取ったシリーズ。

目元だけでは一見何の動物かわからないものも多く、周囲の状況も収められていないので実はとてもハッピーに暮らしている動物たちなのかもしれないのですが、人間の目で見ると、どの動物も「Caged」というタイトルが示唆するように、オリに閉じ込められた身の上を嘆くかのような悲しい目をしているように見えてしまうのではないでしょうか。

写真は以下から。Oscar Ciutat Portfolio: Caged

以下、すべてバルセロナ在住の写真家Oscar Ciutat氏による「Caged」シリーズから。目元だけでは何の動物かわかりにくいですが、こちらはシカとのことです。

こちらはロバ。

縮れたまつげのゾウは、目元のみでもわかったという人が多いのではないでしょうか。

リャマやアルパカに近いラクダ科の動物グアナコ。よく見ると瞳に、柵の外のカメラマンが反射しています。

カバ

皮膚の質感がゾウと似ていますが、こちらはサイです。

バクの目。バクはウマ科やサイ科と同じ奇蹄目の動物で、ウマよりはサイに近いそうです。

ヒツジ

目の内側の深い切り込みが特徴的なワピチ（エルク）の目元。

パサン（野ヤギ）

このほかにもOscar Ciutat氏の作品は以下のリンクから多数見ることができます。

Oscar Ciutat