卵の殻を破り外の世界に出てくる動物の赤ちゃんをとらえた写真いろいろ
ペンギンやダチョウなどのヒナやカメの赤ちゃんが卵からかえる様子をとらえた連作写真を紹介します。
人間を含むほ乳類の出産はお母さんと赤ちゃんの共同作業ですが、卵生の動物の孵化(ふか)では、赤ちゃんは誰の助けも借りずに卵から脱出しなければいけません。鳥類やハ虫類のように丈夫な殻(から)を持つ卵の場合は、殻を破るのも一仕事です。
少しずつ卵の殻を破り、外の世界を初めて目にする動物の赤ちゃんをとらえた写真は、見ていてなんだか元気が出るのではないでしょうか。
詳細は以下から。Don't be shy, come out of your shell: Magical photos capture the first moments of life | Mail Online
これらの写真は20年間動物写真を専門として活動してきたドイツ人の写真家Heidi Kochさんとand Hans-Juergen Koch氏の夫妻による「Escape Into Life(生への脱出)」と題されたシリーズで、数日間、時には数週間も卵を観察し、孵化を待ち続けた成果です。
内側からクチバシで殻をつつき、卵に穴を開けたダチョウの赤ちゃん。
平均で長さ約15cm、重さ約1.4kgと巨大なダチョウの卵は、分厚く丈夫な殻を持っています。
殻から頭を出し一休みするヒナ。成長すると全長1.8~2.75m、体重は63~130kgになるそうです。
こちらのケープペンギンは1カ所に集中して穴を開けるのではなく、先に全体にひびを入れるアプローチで卵からの脱出を試みています。
よいしょっとお尻を持ち上げ、脚を地面につけました。
成鳥では頭部に黒と白の模様が見られるケープペンギンですが、ヒナはグレーの柔らかそうな羽毛に覆われています。
アカアシガメの卵。産卵から約150日後、名前のとおり赤いウロコを持つ足が殻を破ります。
アカアシガメの寿命は約40年~50年で、甲長は大きいもので40cmほどになりますが、今はまだ甲長4cmほどです。
あくびをしているようにも見えますが、人間の新生児と同様に、産声を上げ酸素を取り込んでいるのでしょうか?
ニワトリの卵。ヒナ(ひよこ)のクチバシは成鳥のものより柔らかそうに見えます。
見覚えのある感じの足が出てきました。
卵から出たばかりで羽毛がぬれていますが、乾くとふわふわした黄色い羽毛でおなじみのヒヨコの姿になります。
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