色とりどりのヘビたちの美しさを最大限に引き出した写真
世界には約3000種のヘビがいると言われていますが、その中で人間にとって危険な動物である種はごく一部。しかし、文化や宗教による影響もあり、ヘビというとなんとなく「怖い」「危険」「邪悪」といったイメージを抱かれがちな動物かもしれません。
そんなヘビのもつマイナスイメージを一掃し、この興味深い動物の魅力を再発見してほしいと願う写真家Guido Mocafico氏によるシリーズ「Serpens」は、ヘビ好きの人はもちろん、そうでない人にもヘビという生き物の美しさを力業で突きつけてくるような、インパクトのある作品となっています。
詳細は以下から。SERPENS
ケニアから南アフリカ共和国東部にかけて生息するヒガシグリーンマンバは強い神経毒を持ち、最大で全長3.7mほどになるそうです。
Dendroaspis jamesoni jamesoni(ジェイムソングリーンマンバ)もアフリカに生息するコブラ科マンバ属の一種。
西アフリカの熱帯雨林に生息するニシグリーンマンバはヒガシグリーンマンバによく似ていますが、ヒガシグリーンマンバより小型で鱗の周囲が黒く縁取られていることで区別できます。
Rhynchophis boulengeri(Rhinoceros ratsnake)はおとなしい性格でペットとして人気のラットスネークの仲間。ちなみに日本固有種のアオダイショウやジムグリもラットスネークの一種で、英語ではアオダイショウは「Japanese Ratsnake」、ジムグリは「Japanese Forest Ratsnake」と呼ばれるそうです。
タイワンスジオはスジオナメラの台湾固有亜種ですが、沖縄にも移入しているそうです。
東南アジアに生息するホソツラナメラ。
アフリカ東部に生息するNaja pallida(アカドクハキコブラ)は、スプレーのように毒を噴射することができ、毒が目に入ると失明することもありますが、人間がかまれて死亡したという例はほとんどないそうです。
アメリカ南部に生息するコーンスネーク、別名アカダイショウ。
アリゾナ州からメキシコにかけて生息するシロハナキングヘビは全長70~90cmの小型なヘビで、ペットとしても人気。
Naja kaouthia(モノクルコブラ)は首の皮膚をフードのように広げることができるフードコブラ属に属し、フードの後ろにあるモノクルのような円形の模様が名前の由来。写真の個体はアルビノのようです。
Lampropeltis getula californiae(カリフォルニアキングヘビ)はカリフォルニアを含むアメリカ南西部からメキシコにかけて生息するコモンキングヘビの亜種。
アフリカに生息するNaja melanoleuca(フォレストコブラ)、別名Black and White Cobra。
なお、2002年から2003年にかけて撮影されたこれらの作品は「Serpens」という写真集として出版されています。
ほかにもGuido Mocafico氏による作品を多数以下のサイトから見ることができます。
GUIDO MOCAFICO
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in 生き物, アート, Posted by darkhorse_log
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