1台140万円、一般人には到底手が届かない超高級CDプレーヤー「K-01」が発売へ
1台10万円や20万円もするようなアンプやスピーカーといった「高級オーディオ機器」は家電量販店に専用ブースが設けられるほどの人気を誇るアイテムですが、なんと1台140万円という、一般人には到底手が届かない価格設定の超高級CDプレーヤー「K-01」が登場しました。
このような価格設定となる理由が分からない人々にとっては、もはや「高級オーディオ機器とはこのようなものである」として割り切らざるを得ないような製品ですが、はたしてどのようなモデルなのでしょうか。
詳細は以下から。
ESOTERIC COMPANY/エソテリック株式会社
オーディオメーカー「TEAC」の高級オーディオ機器ブランド「ESOTERIC」の公式ページによると、同社が誇るメカトロニクス技術、最先端オーディオテクノロジーのノウハウを全て投入した、全く新しい一体型CDプレーヤー「K-01」を9月下旬に発売するそうです。価格は税込147万円。
「K-01」はCDおよびSACD(スーパーオーディオCD)に対応したモデルで、ディスクの回転に高精度ターンテーブルを使用し、メカニカルにブレを補正することによってディスクの読み取り精度を高める「VRDS-NEO『VMK-3.5-20S』」と呼ばれるメカニズムや、電源部まで独立した8回路構成の32bitモノラルD/Aコンバーター2基などを搭載。
さらに各回路ブロックへの電源供給を合計4つの電源トランスを搭載して最適化したほか、最先端のハイサンプリング・デジタル・ソースに対応する192kHz/24bitデジタル入力を3系統装備。PCとの接続用に専用USBドライバを開発し、PCオーディオも視野に入れた高い拡張性を備えています。
これが「K-01」です。
正面。高級感を必要以上に強調することはなく、いたってシンプルなデザインです。
ディスクの読み取り精度を高めるVRDS-NEO『VMK-3.5-20S』トランスポート・メカニズム。
背面にはRCA(ピンジャック)端子、XLR端子、同軸デジタル音声端子、USB端子、光デジタル出力端子を備えています。
天板を開けたところ。コストにとらわれない形で物量が投入されており、各コンポーネントの配置ひとつにも高音質と機能美を追求し、目に見えない部分にも徹底的なこだわりを注入しているとのこと。なお、「K-01」本体の重量は約31kgだそうです……。
本体同様、リモコンもシンプルなデザイン。
製品情報ページは以下から。
ESOTERIC/エソテリック スーパーオーディオCD/CDプレーヤー K-01 | ESOTERIC COMPANY/エソテリック株式会社
また、「K-01」の思想を踏襲した廉価モデルとなる「K-03」も9月下旬に発売される予定で、価格は84万円となっています。
「K-03」の外見はこんな感じ。「K-01」同様にCDおよびスーパーオーディオCDに対応しています。
非常にこだわり抜いたモデルであることは理解できるのですが、このプレーヤーに見合うアンプやスピーカー一式をそろえる際にトータルで必要となる金額のことを考えると、本当に気が遠くなりそうですね……。
ちなみに高価なCDプレーヤーというのは他にも例があり、1998年に発売されたLINN社の「SONDEK CD12」は実に294万円という価格となっていました。
・関連記事
「100万円レグザ」ことCELL REGZAは発売2ヶ月でどれだけ値下がりしたのか - GIGAZINE
ソニー、1本の有機ガラス管で音を360度に広げる100万円のスピーカー「Sountina」を発売 - GIGAZINE
音を全方向に響かせるソニー製の有機ガラス管スピーカー「Sountina」速攻レビュー - GIGAZINE
・関連コンテンツ