世界初の「3Dスマートフォン」と思われるコンセプトモデルをシャープが展示、将来的には「3Dタブレット」も登場か
8月上旬にシャープの片山幹雄社長が、日本メーカーがテレビや携帯電話で海外勢に苦戦を強いられている現状に対抗するべく、同社の持つ技術の強みを生かしたメガネ不要の「3Dスマートフォン」を世界で売り出すことを明かしましたが、ついに3Dスマートフォンと思われるモデルのコンセプトモデルが展示されました。
また、シャープは将来的に「3Dタブレット」の発売を視野に入れている可能性があることも明らかになっています。
詳細は以下から。
EXCLUSIVE: Sharp's new 3D touting shooting phone camera says hello to IFA - Pocket-lint
ドイツのベルリンで行われている世界最大のエレクトロニクス製品見本市「IFA2010」のシャープブース。3D液晶と3Dカメラ、3Dテレビへの出力機能を備えたコンセプトモデルが展示されています。
これがそのコンセプトモデル。
角度を変えて撮影したところ。画面下部にMENUボタンやホームボタン、検索ボタンなどがあります。
シャープのAndroid端末「IS01」のキーボード上部にも同じデザインのボタンがありますが、このコンセプト端末はAndroidスマートフォンということなのでしょうか。
ちなみにシャープが開発していることが明らかになったAndroidスマートフォン「AS01」にはボタンが無いため、別のモデルである可能性も考えられます。
背面にはシャープが開発した3Dカメラモジュールを搭載。ハイビジョン3D動画の撮影も可能です。
液晶の解像度は2D表示時が800×480、3D表示時は400×480になります。
続いては10.6インチの3D液晶。解像度は2D表示時が1280×768、3D表示時は640×768です。
これがその3D液晶。コンセプトモデルはタブレット型となっており、シャープは将来的に3Dタブレットの市場投入を検討していることが推測できます。
今年6月に発表された「ニンテンドー3DS」によって、モバイル向け3Dコンテンツが充実することが予想される昨今ですが、いち早く3Dに対応した携帯端末に取り組むことで、他社に対するアドバンテージを確保し、是非とも日本メーカーの存在感を示してもらいたいところです。
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