マンホール愛好家のバイブル、日本のマンホールのフタを集めた写真集「DRAINSPOTTING」
普段歩いている道だと気に留めなかったりするものですが、旅先などで名所や名産品の図柄が入ったマンホールの蓋を見かけて写真に撮ったことがあるという人もいるのではないでしょうか?
現在全国の自治体の約95%がオリジナルデザインのマンホールカバーを使用しているとのことで、日本以外の国ではあまり見られない凝った意匠のマンホールカバーは、多くの外国人も魅了しているようです。
そんなマンホールに魅せられた外国人の1人、東京在住の写真家Remo Camerota氏が撮影した日本各地のマンホールカバーをまとめた本「Drainspotting」が6月に出版されます。
詳細は以下から。DRAINSPOTTING
Mark Batty Publisher : » Drainspotting
オーストラリア出身、東京在住の映像作家・写真家・デザイナーRemo Camerota氏による写真集「Drainspotting」はMark Batty Publisher刊、96ページで、6.25×6.25インチ(約15.9cm四方)のハードカバーの装丁となっているようです。2010年6月15日発売予定で、Amazon.comやAmazon.co.jpで予約受付中。現在の価格はAmazon.comで約10ドルAmazon.co.jpで約1430円となっています。
表紙。
開けてみたところ。
マンホールカバーの多くは「関東」「近畿」「四国」など、地方別に紹介されているようです。
各地方の中でも都道府県ごとに分類されています。これは埼玉県。
東京都。
静岡県。
マンホールだけでなく、消火栓もおさえてあります。
ディズニーランドのマンホール。
歴史的マンホール(50年以上昔のもの)を集めた章。昔のマンホールカバーは四角かったようです。
ところで、カラフルなマンホールカバーの彩色にはペンキを使っていると思っていた人も多いのではないでしょうか?あの鮮やかな色は実はペンキを筆で塗っているわけではなく、樹木から得られる天然樹脂に色をつけたものをくぼみの1つ1つに流し込んでいるそうです。
乾き終えると樹脂の色は20年もつとのこと。
マンホールのトリビアだけでなく、日本地理トリビアも満載のようです。宮城県石巻市のマンホールカバーがロボコンなのは、原作者の石ノ森章太郎を記念した石ノ森萬画館が石巻市にあるため。
栃木県の石橋が「グリムの里」なのは、旧石橋町(現在は下野市)の姉妹都市がグリム兄弟の故郷ハーナウの近くにあるシュタインブリュッケン(現ディーツヘルツタール)だからという縁から。ちなみに「シュタインブリュッケン」は直訳すると「石橋」という意味になるという縁で姉妹都市となったそうです。
日本人が見ても興味深い内容となっているほか、外国人にプレゼントしても喜ばれそうです。
なお、Remo Camerota氏によるめんこの本「Menko: Art of the Japanese Game Card」も同じくMark Batty Publisher刊で6月29日に発売されるそうです。
Remo Camerota氏が主催するWhitewall Studioのサイトからほかにも多数の作品を見ることができます。
http://www.whitewallstudios.net/
・関連記事
排水溝やマンホールのフタをペイントしたサンパウロの楽しい路上アート - GIGAZINE
異次元空間に飛ばされる危険なマンホール - GIGAZINE
魔方陣のような前衛的デザインのマンホール写真いろいろ - GIGAZINE
マンホールのふたがコーヒーに - GIGAZINE
・関連コンテンツ
in デザイン, Posted by darkhorse_log
You can read the machine translated English article Photo collection "DRAINSPOTTING" which c….