レビュー

自分好みのフラクタル図形を壁紙にできるオープンソースのフラクタルビューワ「GNU XaoS」


フラクタル図形とは似た形が繰り返して現れるような図形で、それをコンピュータ上で描画するソフトウェアのひとつである「GNU XaoS」はフラクタル図形を三次元表示した上でズームイン・ズームアウトをぬるぬるとアニメーションすることが可能なビューワです。

Windows, Mac OSX, Linux, BSD用の実行ファイルがダウンロード可能で、マンデルブロ集合シェルピンスキーのギャスケットなどのさまざまなフラクタル図形上を拡大・縮小によって探索しながら、美しい画像を楽しむことができます。

ダウンロードと使い方は以下から。
実際のフラクタルの表示などのデモ動画はこちら。

YouTube - 「GNU XaoS」


公式サイトはこちら。

GNU XaoS


Windows用実行ファイルのダウンロード (1.5MB)

上記リンクをクリックし、ダウンロードしたファイルを実行すると、このようなウィンドウが表示されますので「Next」をクリック


「I Agree」をクリック


「Next」をクリック


「Install」をクリックでインストールを開始


インストール中


「Finish」をクリックでセットアップ終了


これで、スタートメニューに「XaoS」という項目ができていますので、それを起動させます。操作についてはマウスの左ボタンを押し続けることでマウスカーソルのある場所へズームインしていき、右ボタンを押し続けるとズームアウトしていきます。


なお、適当にアニメーションを見たい場合にはメニューから「UI」を選び「Autopilot」をクリックで自動移動モードになります。


手っ取り早く美しい画像がみたいという人は、メニューから「File」を選び「Load random example」をクリックすると、用意されている設定の中からランダムにひとつ読み込んで表示します。


適当に色を変えたいという場合にはメニューから「Fractal」を選び「Palette」でさらにメニューが出てくるので「Random Palette」をクリック。面倒な場合はキーボードの「p」を押すだけでOK。


普通にメニューから「File」を選んで「Save Image」で保存した場合にはウィンドウの大きさの画像しかできないため、壁紙サイズの画像を保存したい場合には、以下のような手順を行います。まず、メニューから「File」を選んで「Record」をクリック。


すると、次のようなダイアログが表示されますので、そのまま「保存」をクリック。


こんな風にメッセージが表示されます。


再びメニューから「File」を選んで「Record」をクリックして、「Record」のチェックマークを外します。


続いてメニューから「Misc」を選んで「Render animation」をクリック。


次のようなダイアログが表示されます。まずは一番上の「Browse」をクリックします。


次のようなダイアログが表示されますので、先ほど保存されたファイルを選んで、「開く」をクリック。


続いて、保存先を指定するために「Browse」をクリックします。


またダイアログが表示されますので、保存先として「ピクチャ」をクリックしてから「保存」をクリック。


あとは壁紙の画像サイズとして適当なサイズを「Width」と「Height」に入力してから、「Antialiasing」を「Yes」に変更して、「OK」をクリック。


フリーズしたかのようになりますが、しばらく待てば「ピクチャ」に画像が保存されています。


こんな感じになります。


あとは保存されたファイルを右クリックして表示されるポップアップメニューから「デスクトップの背景として設定」をクリックします。


ちなみに、この手順はもともとアニメーションを作成するための手順なので、実はメニューの「File」の「Record」がチェックされている状態で行った操作を出力することができます。ただし、出力は大量のpngファイルになるため、結合するためには別のソフトウェアが必要です。


なお、メニューから「Fractal」を選び「Formulae」で表示されるメニューから図形の変更を行えます。


用意されている図形は次の通り。

Mandelbrot


Mandelbrot^3


Mandelbrot^4


Mandelbrot^5

Mandelbrot^6


Newton


Newton^4


Barnsley1


Barnsley2


Barnsley3


Octal


Phoenix


Magnet


Magnet2


メニューから「Fractal」を選び「More Formulae」で表示されるメニューからも変更を行えます。


用意されている図形は次の通り。

Triceratops


Catseye


Mandelbar


Lambda


Manowar


Spider


Sierpinski


S.Carpet


Koch Snowflake


Spidron Hornflake


公式サイトのギャラリーにも数多くの画像があります。

公式サイトの画像ギャラリー


また、メニューから「Filters」を選び「Pseudo 3d」をクリックすることで擬似的な三次元表示になります。


こんな風に表示されます。


ソフトウェアの機能やフラクタルの概念を知りたい場合には、メニューから[Help」を選び「Tutorials」をクリックするとチュートリアルを見ることもできます。説明は英語ですが、アニメーションが多用されているため眺めているだけでも楽しいです。お勧めは「Mandelbrot set」。

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in レビュー,   ソフトウェア,   動画, Posted by darkhorse_log

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