いよいよ最大容量2TBの「SDXCメモリカード」に対応したノートパソコンが発売へ
現在主流となっているSDHCメモリカードの後継規格として、最大容量2TBで毎秒最大300MBの転送速度を実現した新規格「SDXCメモリカード」が今年1月に発表されましたが、いよいよ「SDXCメモリカード」に対応したノートパソコンの発売が近いことが明らかになりました。
詳細は以下から。
DailyTech - Lenovo, HP, Dell Integrating SDXC Readers in New 32nm Intel "Arrandale" Laptops
この記事によると、デジタルカメラやノートパソコン、ネットブックなどに幅広く採用されているSDHCメモリカードに代わる新規格「SDXCメモリカード」に対応したノートパソコンの発売が2010年に開始されるそうです。
このSDXCメモリカードへの対応を意欲的に推進しているメーカーとしてLenovo、HP(ヒューレット・パッカード)、Dellが挙げられています。一方、AppleがいつMacBookをSDXCメモリカードに対応させるのかについては明らかになっていません。
なお、Intelがノートパソコン向けに32nmプロセスを採用した「Arrandale」と呼ばれるグラフィック統合タイプのモバイルプロセッサを2010年に導入する予定であるため、2010年にはSDXCメモリカードスロットを搭載した「Arrandale」採用ノートパソコンが登場するのではないかと見込まれています。
ちなみにSDXCメモリカードの規格上の最大転送速度は、従来のSDHCメモリカードスロットが採用している毎秒最大60MB(480Mbps)のUSB2.0接続の転送速度を圧倒的に上回る毎秒300MB(2.4Gbps)となっているため、SDXCメモリカードスロットはPCI Express接続が必要になるそうです。
・関連記事
東芝が世界で初めて「SDXCメモリカード」を発売へ、容量・転送速度ともに世界最高 - GIGAZINE
ソニーが最大2TBの新規格「メモリースティックXC」を発表、SDXCメモリカードに対抗 - GIGAZINE
USBメモリを圧倒する転送速度、「eSATAフラッシュメモリ」の実力とは? - GIGAZINE
転送速度10倍の「USB3.0」は期待されているほど速度が出ない? - GIGAZINE
・関連コンテンツ