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USBメモリを圧倒する転送速度、「eSATAフラッシュメモリ」の実力とは?


大容量のデータを簡単に持ち歩ける手軽さとフラッシュメモリの価格下落が相まって、USBメモリが広く普及していますが、USBメモリよりも高速にデータを転送できる「eSATAフラッシュメモリ」というものがあるそうです。

そして実際に転送速度を計測してみた結果、圧倒的なパフォーマンスを実現していることが明らかになりました。

詳細は以下の通り。
Supercharge Your Flash Drive with eSATA : An eSATA Flash Drive Market is Born

この記事によると、広く普及しているUSBメモリに代わって「eSATAフラッシュメモリ」というメモリが登場しているそうです。これはUSBメモリの転送速度がUSB2.0の規格上の制限によって最高480Mbps(毎秒60MB)までしか出ないことを受けたもので、インターフェースにeSATAを採用することで毎秒最大3Gbps(毎秒375MB)の転送速度を実現しているというもの。

また、eSATAインターフェースを採用していないパソコンユーザーのためにUSBコネクタも採用しているため、USBメモリとしても利用可能とのこと。

これが「eSATAフラッシュメモリ」です。上からKanguruの「e-Flash」、RiDataの「eSATA SSD」、OCZの「Throttle eSATA DRIVE」で、いずれも容量は32GB。


平均読み込み速度の比較。eSATAフラッシュメモリが3機種ともSeagateのHDDを上回る結果となっています。なお、USB接続した場合のeSATAフラッシュメモリはパフォーマンスが半分~3分の1以下に。


平均書き込み速度の比較。やはりeSATAフラッシュメモリは爆速です。


最大速度で比較したところ。HDDがeSATAフラッシュメモリを上回っているものの、eSATAフラッシュメモリも引けを取らない速度を実現しています。USB接続した場合のパフォーマンスは比べものにならないほど低くなっています。


非常に高速なeSATAインターフェースですが、AcerやAsus、富士通、Gateway、HP、東芝などが自社のノートパソコンにeSATA端子を搭載し始めているようです。

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in メモ,   ハードウェア, Posted by darkhorse_log

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