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2012年ごろに登場予定の次世代Xbox、AMD/ATI製28nmGPUコアを搭載か


1980年代の任天堂 vs セガ vs NECホームエレクトロニクス、1990年代の任天堂 vs ソニー vs セガといえば、その時代のゲーム機市場を争う3強でした。2000年代にセガが脱落してマイクロソフトが参入し、現在のWii(任天堂)、プレイステーション3(ソニー)、Xbox 360(マイクロソフト)という3ハード体制が完成しました。

これらのゲームハードの戦いは、同時にゲーム機内部の技術戦争でもあるわけで、例えばゲーム機の心臓ともいえるCPUや画像処理を担当しているGPUに注目すると、WiiとXbox 360はCPUはIBM製、GPUはATIと各メーカーが共同開発したもの(上記写真はXboxのGPU「Xenos」)を採用しており、プレイステーション3はNVIDIAと共同開発した「RSX Reality Synthesizer」を採用しています。


つい昨日、携帯ゲーム機ながら任天堂の次世代「ニンテンドーDS」にNVIDIAの「Tegraプロセッサ」を搭載かという話が出たところですが、Fudzillaによると、次世代XboxのGPUを現行機と同じくAMD/ATIが担当することが決まったそうです。

詳細は以下から。
Fudzilla - ATI already won next gen Xbox deal

Xbox 360はGPUにATI(現在はAMD傘下)と共同開発した「Xenos」というカスタムグラフィックプロセッサを搭載していますが、Fudzillaが業界筋から得た情報によると、次世代XboxでもAMD(ATI)のGPUが採用されることに決まったそうです。

記事では、マイクロソフトがATIと共同開発したXenosに満足しており、過去のゲームとの互換性維持のためにも同じメーカーのGPUを搭載することを望んだ、と見ています。Xboxは2010年に一新される予定でしたが、マイクロソフトがXbox 360を、ソニーがプレイステーション3を、それぞれ元来の計画よりも長く存続させることにしたため、計画は2012年にずれ込んでいるようです。

また、まだどのようなGPUなのか概要は発表されていないものの、現在のXenosの製造プロセス(小さいほど小型・性能が高いという目安になる)が65nmなのに対して、タイムラインからすると28nmになるのではないかと考えられています。

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in ハードウェア,   ゲーム, Posted by logc_nt

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