自分より15歳若い女性と結婚できる男性は長生きすることが判明

男性・女性ともに高年齢での結婚、いわゆる「晩婚化」が進んでいたり、以前ならどことなくマイナスのイメージを持たれることが多かった「お見合いパーティ」が盛況を見せているなど、結婚に対する意識は変化し続けていると言って良いでしょう。

その中で話題に上ることが多くなったのが「年齢差カップル」。親と子ほど……とまではいかないもののかなり年齢に差のある夫婦の話を聞くことも少なくありませんが、15歳から17歳ほど年齢が離れたカップルの夫は早死にする確率が大きく減少し、妻はその逆の結果が現れることが研究の結果分かりました。

詳細は以下。
Men 'live longer' if they marry a younger woman - Telegraph

ドイツのマックス・プランク研究所が、1930年から2005年に死亡したデンマーク国内のすべての人口に対する調査によると、15歳から17歳若い女性と結婚した男性の死亡率は他の場合と比べて20％、7歳から9歳の場合は11％ほど低いことが明らかになりました。

逆に年上の女性と結婚した男性は早死にする傾向があることも指摘。生物学的な理由は明らかにされていませんが、研究所のスポークスマンは「若い女性をより強く引きつけるのは体が健康でより社会的に成功した男性なので、統計的に長い寿命をもつようになるのではないか」と述べています。

また興味深いことに女性の場合は年齢差によって悪影響が発生、7歳から9歳の年齢差のある男性と結婚することで死亡率が20％、15歳から17歳では30％も上昇するとのこと。男性は「年の差婚」からメリットを得ますが、女性は必ずしもそうとは言えないことが明らかになっています。

こちらも理由は明らかにされていませんが、研究所による「若い女性ほど男性の世話をよく行うために、男性が長生きするのではないか」というコメントから家事労働と年齢差による影響がなにか関係していると考えることもできそうです。