薄型テレビや携帯音楽プレーヤー、デジカメ、ゲーム機などの2008年版メーカー別シェアが明らかに
液晶テレビやプラズマテレビなどの「薄型テレビ」やAppleの「iPod」などをはじめとしたポータブル音楽プレーヤー、目覚ましい速度で普及し始めているBlu-rayレコーダー、デジタルカメラなど、さまざまな製品のシェアを巡ってメーカー各社が激戦を繰り広げていますが、2008年の各社のシェアが明らかになりました。
意外なメーカーが上位にランクインするなど、非常に興味深い内容になっています。
詳細は以下の通り。
GfK Japan Certified AV家電|ジーエフケー マーケティングサービス ジャパン 株式会社
家電量販店店頭における販売動向を調査しているジーエフケーマーケティングサービスジャパンの発表によると、2008年の製品ごとのメーカー別シェアは以下の通り。
液晶テレビやプラズマテレビ。シャープが41.6%と圧倒しており、4年連続で1位に。2位のパナソニックは18.6%、3位のソニーは14.8%となっています。
Blu-rayレコーダーはこんな感じ。1位のパナソニックが38.7%、2位のソニーが35.3%を占めており、1位と2位が僅差で前年と逆転。また、24.7%を占める3位のシャープの3社で市場の大部分を構成しています。
続いて携帯音楽プレーヤー。1位は55.2%を占めたAppleの「iPod」で、2位は31.3%を占めたソニーの「ウォークマン」、3位の東芝が3.1%にとどまっていることを考えると、まさに圧倒的ですね…。
デジタルスチルカメラ。1位がキヤノンで20.9%、2位がカシオ計算機で17.1%、3位がパナソニックで15.8%となっています。ちなみにカシオは発売するモデルのラインナップ自体は少ないものの、1モデルあたりの販売台数は1位のキヤノンの倍以上だそうです。カシオは薄型デジカメ「EXILIM」を展開していますが、それだけ薄型モデルに対する需要が高いということなのでしょうか。
2008年に急成長を遂げたデジタルフォトフレーム。牽引役となったソニーが35.9%を占めて1位に。なお、14.4%で2位となったテクタイトは新規参入したメーカーです。
最後に「ニンテンドーDSi」や「PSP-3000」、80GBのHDDを搭載した新型PS3や60GBのHDDを搭載したXbox360が登場するなど、非常に活気付いていたゲーム業界ですが、本体の販売台数シェアは以下のようになっています。
1位:任天堂 58.7%
2位:ソニー 38.9%
3位:マイクロソフト 2.4%
2009年になってもうすぐ1ヶ月が経過しますが、シェアを引き上げるために各メーカーは今後どのような切り札を登場させるつもりなのでしょうか。動向が気になるところです。
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