Dreamworks新作映画に向けて、立体映像対応の映画館が大幅増へ
来年3月に公開予定のCGアニメ映画「Monster vs. Aliens」が利用している「InTru3D」技術に対応した映画館が、映画が公開される来年の3月27日までに全米で2700館、また2010年の「Shrek Goes Fourth」の公開までに7500館と、現在の約1500館から大幅に増えるだろうと、DreamWorksAnimation社のJeffrey Katzenberg氏が予測しました。
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3-D vision doesn't waver
InTru3DはIntelとDreamWorksAnimationが提携して開発している3D技術で、Katzenberg氏曰く「赤青メガネを使った3Dは旧時代のものとなった」というほどのもの。とはいっても、ホログラムなどの特別な画像表示の方式ではなく、ソフトウェアなどのレンダリング環境を指すもので、偏光メガネを装着して左右の目に違った映像を見せるという基本の原理は昔と変わりません。しかしIntelの主催する技術者会議IDF 2008で公開された3D版予告編を見た人によると「こんなにクールなものが見られるなんて、まったくあいつら提携してよかったぜ」というくらい立体感あふれるもののようです。
Katzenberg氏は「3Dで公開するにあたり5ドル(約460円)ほどのプレミアムを上乗せすれば、3D制作環境整備に関する1500万ドル(約13億円)の投資が回収できるだろう。よりよいものを観客に公開することで、納得してもらえると思う」ということで、3D上映をしてくれる劇場を増やして投資を回収しようと考えているようですが、アメリカでは不況が叫ばれる中、映画館側が3Dアニメーションのためにどこまで設備投資ができるのかは不透明な部分が残っています。
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