外科手術中に目を覚ましてしまいパニック状態で手術が進められる
手術の真っ最中に意識が戻ってしまい、恐怖と戦いながらおなかを切られた女性が裁判を起こそうとしているそうです。彼女は病院側が意識を取り戻していることを分かって手術を進めたと話しており、病院の体制や麻酔の管理・使用方法に問題があるのではないかと主張しているとのこと。
確かに意識がある状態で自分の体が切られていくのはかなり怖いものですが、具体的にどのような状況だったのか見てみましょう。
詳細は以下より。
NT woman wakes during surgery but is paralysed and unable to scream | The Australian
今回、手術中に目を覚ましてしまったのはレベッカ・ジョーンズさん(24歳)。彼女はAlice Springs病院で胆のう摘出手術を受けることになったのですが、手術の最中に意識が戻ってしまったそうです。意識が戻った時、彼女は手術が終わって医者が起こしてくれたのだろうと思ったそうですが、実は手術の真っ最中であったことを確認。レベッカさんはパニック状態になったそうです。
彼女はマヒしていたため体を動かすことができず、助けを求めることができなかったとのこと。しかし聴覚などは残っていたため、オペ室でどのような会話がなされているのか分かっていたそうです。また、痛みを感じたのかは定かではないのですが、おなかを切られる感覚もあったようです。
彼女は意識があることを伝えようとして必死だったとのこと。何とか手を動かすことができ、医者はそれを気付いたそうですが、手術はそのまま続行されたそうです。
これがレベッカさん。
今回の件に対し院長であるヴィッキ・テーラー氏はコメントを拒否。しかし、レベッカさんが手術中に目を覚ましていた事は認めているそうです。レベッカさんは法的措置を考えており、現在話し合いが進められているとのこと。
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