無停電電源装置「UPS」使用レポート ソフトウェア編
先日の記事では、ハードウェア的に導入して設置するまでを書きましたが、今回はその続き。
ビジネス環境用小型UPS「APC CS 500」に付属している「PowerChute Personal Edition」という電源管理ソフトで何ができるのか?というレポートです。今までの停電、低電圧状態、過電圧状態、電気ノイズを記録することが可能なので、あまりにも頻繁に電圧が変化しまくるのであれば、電気周りの整備を考えた方が良さそうです。
というのも、電源が不安定であるということはその分だけパソコンや周辺機器に電圧変化による負荷がかかると言うことであり、結果的に寿命が縮みます。同じものを使っているのにある人の環境ではすぐに故障し、ある人の環境では長持ちする場合でほとんど見過ごされているのがこの電源周り。特にデスクトップの自作などでパフォーマンスを追求する人は付属品も多いので結果的に1ラインあたりの電圧は許容範囲であっても、上下にぶれる幅が大きくなり、不安定になっている場合が多々あります。こういう場合は上位のUPSを使えば電圧安定を図ることが可能です。
というわけで、レビューは以下から。
「APC CS 500」とパソコンをUSBケーブルで接続すると自動的にドライバがインストールされるので、次に付属CD-ROMを使ってインストールを開始する。
「次へ」をクリック
「はい」をクリック
「次へ」をクリック
インストール中
「完了」をクリックでおしまい
APCにフィードバックする場合は「はい」を、そうでない場合は「いいえ」をクリック
これが基本画面
始めに設定しないといけないのがこのランタイム設定。バッテリ運転に切り替わってからどういうタイミングでシャットダウンさせるのかを決めます。バッテリ運転がある程度続いてからシャットダウンするのか、あるいはバッテリ容量がある程度以下になったらシャットダウンするのかを選択可能。
そして過去の電源履歴はこんな感じで表示されます。停電、低電圧状態、過電圧状態、電気ノイズを記録することが可能です。
表示期間は最高24週間分
こっちは稼働している最中の状態。UPS負荷がリアルタイムに変化する様子などを見ることが可能
電源イベント発生時の通知もここで設定可能
バッテリ交換時期かどうか、本体が壊れていないかどうかなどのセルフチェックも定期的にやってくれます
セルフテスト実行中
実行終了、OKっぽい
通知音やメッセージなどはここから変更
特に電源が不安定でもないのにバッテリ運転に移行しまくる場合は、このあたりの設定を変えればいいらしい
また、過電圧か低電圧かの閾値はココで設定します
ちなみにこれがGIGAZINEオフィスの現在の履歴。過去2回ほど停電状態になっているようです。
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