新しく作られるブログの約9パーセントはスパム
GIGAZINEの場合、スパムを放つブログをブロックするブラックリストを自動取得させて、さらに自動で来るスパムはランダムアドレスによってほぼ弾いているのですが、3日に1回ぐらい、血迷った手動トラックバックスパムが飛んできます。よって、トラックバックスパムとコメントスパム通報専用フォームを各ブログはトップページからたどれる場所に置くべきです。
Technorati Weblog: State of the Blogosphere, April 2006 Part 1: On Blogosphere Growth
http://technorati.com/weblog/2006/04/96.html
海外のブログ検索大手テクノラティの調査によると、現在、3530万のブログについての実測データを保有しており、4月になってから毎日7万5000のブログが新たに追加され、ほぼ毎秒1個ずつの間隔で増えているそうです。で、約55%の人が三日坊主にならずに3ヶ月後も更新を続けており、大体全ブログの11%が毎週更新されているとのこと。
だがしかし負の側面として、上記グラフの赤い線がまさにそれなのですが、スパムブログも増えているとのこと。なんと、新しく作られるブログの約9%、多すぎる。1日に7万5000ずつブログは増えているわけですが、そのうちの6750がスパム専用ブログということに。毎日6750ずつ増えているのですから相当の量のゴミブログが検索エンジンに追加されていってしまうと言うことに。
で、スパムブログというのはこういう感じの定義が成されています。
はてな - スパムブログとは
検索エンジン経由での来訪者を稼ぐ目的で、まとまりなり方向性が感じられない莫大な量のキーワードを無意味に掲載しつつ、それらに関するブログ主の言及が皆無なもの。
スパムブログ(Spam Weblog):RBB TODAY (ブロードバンド辞典)
http://dictionary.rbbtoday.com/Details/term3277.html
広告の表示や特定のサイトへ誘導することなどを目的として、ソフトウェアによって自動生成されている迷惑なブログのことです。いわばスパムメール(SPAMメール)のブログ版ともいえるものです。
ブログの利用者が増加するにつれて、スパムブログの数も増えてきています。スパムブログは、検索エンジン経由の訪問者を増やす目的で、無意味なキーワードだけが大量に埋め込まれていたり、他のブログから勝手に文章をコピーして使っていたりします。広告を表示することだけが目的であったり、特定のサイトへ誘導することが目的であるなど、本来のブログとしての機能を利用した迷惑なブログです。
というわけで、そういうスパムブログが多くなっている、と。
また、テクノラティなどのブログ検索エンジンに送られるPingですが、なんと60%がスパム。もうむちゃくちゃです。
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