メモ

日本のブログのなんと約40%がスパムブログであることが判明


ニフティ研究所が提供するブログ評判分析サービス「BuzzPulse」が対象としている国内の約9割強のブログ、4.5億記事を分析した結果、日本国内にあるブログの約4割がスパムであることがわかったそうです。検索結果の精度が近年、特に悪くなっているような気がしていたのですが、気のせいではなかったようです。

詳細は以下から。
ニフティ、スパムブログのフィルタリング技術を開発|ニフティ株式会社

ニフティ研究所で分析対象としているブログ記事のうち、2007年10月~2008年2月の各月ごとにそれぞれ約10万記事をサンプリングして、スパムブログの割合を調査した結果、5ヶ月間の平均で、約40%がスパムブログという結果が判明。正確には以下のようになります。

2007年10月: 39.3%
2007年11月: 40.1%
2007年12月: 39.7%
2008年 1月: 39.9%
2008年 2月: 40.5%


また、ニフティ研究所によると、スパムブログは以下の種類に分類されるそうです。

■自動生成系
・引用スパム
他ブログやニュース記事、検索されやすいワードの検索結果などの引用を自動的に取得して記事を生成
・アフィリエイトスパム
商品写真とそのアフィリエイトリンクを大量に自動で掲載しているブログ。内容がほとんどない。
・ワードサラダ
文章をフレーズ単位で機械的に組み合わせて生成しているブログ。一見、人間が書いているように見えるが、よく見ると文章の意味が通じていない。
・自動マルチポスト
同一記事を複数のブログに機械的に大量に投稿

■アダルト系
・わいせつ記事
わいせつな文章や画像、動画などが掲載されているブログ
・出会い系
出会い系サイトを運営しているブログや、その入口となっているブログ
・ワンクリック詐欺
ワンクリック詐欺を運営しているブログや、ワンクリック詐欺に誘導するための入口となっているブログ

GIGAZINEでは過去に一度、自動生成系のブログについて散々通報していた時期があるのですが、最近はアダルト系も強力になってきたので、それらの通報にも力を入れていく予定です。


ちなみに、このようなスパムブログはたいていの場合、ブログ運営サービスに通報するとほぼ確実に削除されて消えてしまうのですが、場合によっては再び開設される場合があり、いたちごっこになってしまいます。そのような場合には、判明している全スパムブログを一気にまとめて通報すると、ブログサービス側で悪質な利用者が特定され、スパマーの所属するプロバイダに警告などが行くようになり、最終的には退会処分となる場合もあるようです。

ネット上のスパムブログの数は非常に多いのですが、昨年、延々と通報し続けてわかったのは「実際に超悪質なことをしているスパマーは少ない」ということ。つまり、一度通報されまくって手持ちのプロバイダすべてから退会処分を受け、ネットに接続できないような状態になると、次のプロバイダに加入するまでの期間は一気にスパムがネット全体から減るようです。

そのため、スパムブログを見つけたら、道に落ちているゴミを拾う感覚で通報するのがよいようです。

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in メモ, Posted by darkhorse

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