人気モデルが軽量化&ノイキャン性能も大幅に強化されたAnkerの完全ワイヤレスイヤホン「Soundcore P42i」レビュー

Ankerの完全ワイヤレスイヤホン「Soundcore P40i」の後継機として、イヤホン本体と充電ケースを小型・軽量化した「Soundcore P42i」が2026年7月2日(木)に登場しました。実機が編集部に届いたので、P40iと比べながら外観や装着感をチェックし、新たに加わったイマーシブモードのノイズキャンセリング性能を確かめてみました。
Soundcore P42i | 完全ワイヤレスイヤホンの製品情報 | Anker Japan 公式オンラインストア
https://www.ankerjapan.com/products/d1205

◆開封して外観をチェック
Soundcore P42iのパッケージはこんな感じ。

パッケージ背面には製品の特徴や製品仕様などが書かれています。通信方式はBluetooth 6.1で対応コーデックはSBC・AAC・LDAC(Android 8.0以降の端末のみ)。再生時間は通常モードだとイヤホン単体で最大12時間、充電ケース併用で最大56時間。ノイズキャンセリングモードではイヤホン単体で最大8.5時間、充電ケース併用で最大40時間となっています。また、イヤホン本体のみIP55の防塵・防水規格です。

内容物はこんな感じ。写真左側からクイックスタートガイド・保証書・P42i本体・USB Type-A to USB Type-Cケーブル・イヤーチップです。

イヤーチップは「XXS」「XS」「S」「M」「L」の5サイズ用意されており、Mサイズは初めからイヤホン本体に装着されています。

充電ケースの前面にはSoundcoreのロゴとLEDインジケーター、底面には充電用のUSB Type-Cポートと充電ケースボタンがあります。

背面には何もありません。

左側面にはストラップホールがあるため、カバンなどに付けて持ち運びやすくなっています。

フタを開けるとこんな感じ。

イヤホンを取り出します。

左右のイヤホンを外側から見るとこんな感じ。ステム上部にあるSoundcoreのロゴ周辺がタッチ操作に対応しています。

内側には左右を示す「L」「R」の表記や充電端子があります。

前モデルの「P40i」と大きさを比べてみます。以下の写真はいずれも左がP40i、右がP42iです。充電ケースを上から見ると、両モデルの差はわずか。

しかし、正面から見るとP42iの方が明らかに薄く、小型化しているのが分かります。

フタを開いた状態で並べてみるとこんな感じ。ケースの形状が大きく変わっています。

イヤーチップを外した状態でイヤホン本体を並べてみました。P40iはステムの上部が真っすぐ伸びている一方で、P42iはステム上部がカーブしています。

続いて重さを量ってみます。P40iのイヤホン片耳の重さは実測4.8グラム。

P42iのイヤホン片耳は実測4.4グラムで、P40iより0.4グラム軽くなっていました。

イヤホンを収納した状態のP40iの充電ケースは実測57.4グラム。

P42iは充電ケースとイヤホンを合わせて実測51.5gで、P40iより5.9g軽量でした。なお、P42iはP40iと比べて、イヤホン本体が約14%、充電ケースが約17%小型化されているとのこと。

◆Soundcore P42iをiPhoneとペアリング
Soundcore P42iを初めてペアリングする際は、まず充電ケースのフタを開きます。

次に、左右のイヤホンを充電ケースから取り出します。

絶縁シートを引き抜きます。

そしてイヤホンを充電ケースへ戻します。

フタを閉じると前面のLEDインジケーターが緑色に点灯しました。

再びフタを開くとイヤホンの電源が自動的に入り、Bluetoothのペアリングモードになります。

iPhoneのBluetooth設定を開き、「その他のデバイス」に表示される「soundcore P42i」をタップ。

「自分のデバイス」に「soundcore P42i」が移動し、「接続済み」と表示されればペアリング完了です。

実際にP42iを装着してみるとこんな感じ。P40iと比べて耳への圧迫感が少なく感じられました。

Soundcore P42iはイヤホン外側のSoundcoreロゴ周辺をタッチすることで、音楽の再生・一時停止やモード切り替えなどを操作できます。デフォルトの操作方法は以下の通り。
| 両耳使用時 | 片耳使用時 | |
|---|---|---|
| 再生/一時停止 | 右を2回タップ | 2回タップ |
| 次へ | 左を2回タップ | ×(割り当てなし) |
| 通話に出る | 左右いずれかを2回タップ | 2回タップ |
| 通話を切る/拒否 | 左右いずれかを2秒長押し | 2秒長押し |
| モード切り替え | 左右いずれかを2秒長押し ノイズキャンセリング→外音取り込み | 2秒長押し 標準→外音取り込み |
◆soundcoreアプリで設定して使ってみた
Soundcore P42iはオーディオ機器管理アプリの「soundcore」と接続することで、ノイズキャンセリングのモードを変更したり好みの音質に調整したりすることができます。アプリはiOS版とAndroid版がそれぞれのアプリストアで公開されています。
soundcoreアプリ - App Store
https://apps.apple.com/jp/app/soundcore/id1331876603
Soundcore - Google Play のアプリ
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.oceanwing.soundcore
「soundcore」アプリのインストールやアカウント作成を含む初期設定手順は、以下の記事の「◆3:管理アプリ『soundcore』のインストール手順」を参考にしてください。
1万円台前半でノイズキャンセリングも外音取り込みも可能なAnkerのワイヤレスヘッドホン「Soundcore Space Q45」を使ってみたよレビュー - GIGAZINE

Soundcore P42iをiPhoneに接続してsoundcoreアプリを開くと「機器が検出されました」と表示されるので「接続」をタップ。

これが管理画面。左右のイヤホンと充電ケースのバッテリー残量が分かるほか、「ノイズキャンセリング」「適応型」「標準」「外音取り込み」の4種類からモードを選択できます。「ノイズキャンセリング」は用途に応じてノイズキャンセリングの効き方を細かく設定できるモードで、「適応型」は周囲の騒音の変化を検知してノイズキャンセリングの強度を自動的に調整するモード。「標準」はノイズキャンセリングと外音取り込みを使わずに再生するモードで、「外音取り込み」は周囲の音をマイクで取り込み、イヤホンを装着したまま外の音を聞けるモードです。

「ノイズキャンセリング」をタップすると使用中のノイズキャンセリングモードが表示されます。さらに「モード」をタップ。

ノイズキャンセリングモードを「イマーシブ(没入感)モード」「ナチュラルモード」「移動モード」の3種類から選ぶことができます。「イマーシブモード」は幅広い帯域の環境ノイズを最大限遮断するモードで、「ナチュラルモード」はノイズキャンセリングレベルを1~5から選択して周囲の音量を均等に下げるモード。「移動モード」はエンジン音や路面騒音など、低い周波数の音を軽減するモードです。

「ナチュラルモード」を試してみたところ、レベル1だと「少し環境音が小さくなったかな?」という程度。2、3、4とレベルを上げるにつれて環境音が聞こえなくなっていき、ノイズキャンセリングレベルを最大の「5」にすると、「サーッ」というホワイトノイズのような音だけがわずかに耳に残りました。
「ナチュラルモード」のレベル5の時点でほぼ全ての環境音が聞こえなくなっており、この時点でP40iのノイズキャンセリング能力を超えていると感じたのですが、「イマーシブモード」にしてみるとホワイトノイズのような音さえも聞こえなくなり、屋外の雨音や風の音はもちろんのこと、普段「ゴーッ」と鳴っているルームエアコンの騒音が全く聞こえなくなりました。といっても、周りの音が何も聞こえなくなるのではなく、常に鳴っているノイズが大幅に抑えられる分、キーボードの打鍵音や人の声、イヤホンで聴いている音楽などはいつもよりクリアに聞こえる印象です。
続いて管理画面から「外音取り込み」モードに切り替えてみると、イヤホンを装着していない時と同じように周囲の音が聞こえるようになりました。音が不自然に増幅されている感じもなく、自然な聞こえ方です。「端末側で音量を大きくすることで補聴器のように使えないか?」と思いましたが、残念ながら音量を増減しても取り込まれる外音は一定でした。なお、「スマート聴覚保護」をオンにすると、大きな環境音を検知した際に対応するノイズキャンセリングレベルへ自動的に切り替わり、耳へ入る音量を抑えることが可能とのこと。

「コントロール」では左右のイヤホンそれぞれの1回・2回・3回タップと長押しに割り当てる操作を変更できます。左イヤホンの設定画面はこんな感じ。

右イヤホンも同様にカスタマイズできます。

「聴覚保護」では、耳の中の音量と周囲の騒音レベルをリアルタイムで確認可能。この画面にはイヤホンの使用時間や耳の中・周囲の平均音量、聴覚保護が作動した時間も記録されます。

管理画面右上の歯車アイコンをタップすると詳細設定が開きます。イヤホンを外すと音楽が止まる装着検出機能のオンオフや、2台の機器で同時にP42iに接続するマルチポイント接続設定、操作音のカスタマイズ、装着テストなどができ、イヤホンのシリアル番号もここで確認できます。

このほか、管理画面では複数のイコライザープリセットや各周波数帯を調整できる「カスタムEQ」、聞こえ方に合わせてイコライザーを作成する「HearID」などの設定も可能です。
P42iはイヤホン本体が小型化したことで耳への圧迫感が減り、長時間装着していても痛くなりにくくなった印象。聴き心地としては、11mmの大型ドライバーによる低音には迫力があるものの、P40iから大きく変わった印象はありません。一方、イマーシブモードでは、P40iで聞こえていたルームエアコンの騒音まで聞こえなくなったように、ノイズキャンセリングの精度が上がった分、その他の音がよりクリアに聞こえるようになった印象を受けました。
なお、P42iはUSB Type-Cケーブルによる充電に加えて、ワイヤレス充電にも対応しています。
Soundcore P42iはAmazon.co.jpでも販売されており、価格は税込9990円です。
Amazon.co.jp: Anker Soundcore P42i (Bluetooth 6.1)【完全ワイヤレスイヤホン/ウルトラノイズキャンセリング 3.5 / マルチポイント接続 / 最大40時間再生 / コンパクト形状/持ち運びに便利 / IP55 防塵防水位規格/PSE技術基準適合】オフホワイト : 家電&カメラ
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