SpaceXが独自のモバイルサービス展開に向けてCATV大手と協議か

SpaceXは衛星通信サービス「Starlink」を展開しており、携帯電話キャリアのT-Mobileと提携してスマホで衛星と直接接続できる「Direct to Cell」サービスを提供していますが、新たに、消費者向けのモバイルサービス展開を検討していることがわかりました。経済紙のBloombergによると、事業展開に向けてCATV大手のチャーター・コミュニケーションズと幹部レベルの協議が行われたとのことです。
SpaceX, Charter Discussed Mobile Phone Partnership in US - Bloomberg
https://www.bloomberg.com/news/articles/2026-06-26/spacex-charter-discussed-mobile-phone-partnership-in-us
Elon Musk’s SpaceX plans Starlink mobile push into US consumer market
https://www.ft.com/content/42af0f15-3aa9-49b7-b429-4a39540af03e
SpaceX, Charter discuss mobile phone partnership in US, Bloomberg News says | Reuters
https://www.reuters.com/business/media-telecom/spacex-charter-discussed-mobile-phone-partnership-us-bloomberg-news-reports-2026-06-26/
SpaceX plans bigger Starlink mobile push in US: report
https://www.fierce-network.com/wireless/spacex-plans-bigger-starlink-mobile-push-us-report
SpaceX Is Eyeing Its Own Mobile Network. Here’s Why Canada Won’t Be Easy. | iPhone in Canada
https://www.iphoneincanada.ca/2026/06/26/spacex-mobile-network-canada-wont-be-easy/
SpaceXは2020年からアメリカで人工衛星を用いた衛星通信サービス「Starlink」の提供を開始。以後、北米やヨーロッパ、オセアニア、アジアなどへエリアを拡大しています。
当初はStarlinkのアンテナを介した通信が必要でしたが、2024年にスマートフォンと直接通信可能な衛星が打ち上げられ、アメリカの大手通信キャリア・T-Mobileと提携して、スマートフォンからStarlinkが直接利用できる「Direct to Cell」サービスが提供されています。
SpaceXがStarlinkの「Direct to Cell」を利用して衛星インターネット経由で携帯電話に送った最初のテキストメッセージを公開 - GIGAZINE

日本でも、空が見える場所ならエリア外でも通信可能なサービスとして、auが2025年4月から「au Starlink Direct」を提供しています。
au Starlink Direct | サービス・機能 | au
https://www.au.com/mobile/service/starlink-direct/

また、2026年4月からはNTTドコモも「docomo Starlink Direct」の提供を開始。ソフトバンクでもサービス提供が予定されています。
ついにドコモとソフトバンクでもStarlinkの衛星通信を利用可能に、docomoとahamoユーザーは無料で使えて2026年4月27日にサービス開始 - GIGAZINE

Financial TimesやBloombergの報道によると、SpaceXはさらに踏み込んで、自ら独自のモバイルサービスを立ち上げたいという意向を示しているとのこと。もし実現すれば、VerizonやAT&T、そして提携しているT-Mobileと直接対決することになります。
チャーター・コミュニケーションズとは、ネットワーク構築にあたってチャーター・コミュニケーションズの既設インフラを利用することについて協議したものとみられます。
SpaceXは周波数ライセンスの入札資格を獲得しており、実際にシンシナティを840万ドル(約13億6000万円)で、ガルフ・オブ・アメリカを8万4200ドル(約1360万円)で落札しています。
しかし一方で、SpaceXが独自にネットワークを構築するにはコストがあまりにもかかりすぎることや、保有する周波数帯がVerizon・AT&T・T-Mobileの3社に比べてあまりにも少ないことから、事業パートナーとの取引条件をよくするための駆け引きにすぎないという指摘もあります。
また、もしSpaceXが独自のモバイルサービスをアメリカ国外で展開するのであれば、Starlinkのサービス展開とは別のライセンス取得などが必要になるとみられ、困難が予想されています。
なお、イーロン・マスク氏はAll-In Summit 2025でこの件について質問された際、他の通信事業者は多くの周波数帯を保有しているので今後も存続するという見通しを示し、「Starlinkが他の事業者を廃業に追い込むことはありません」とコメントしたとのことです。
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in メモ, Posted by logc_nt
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