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Polymarketの年間換算収益が10億ドルを突破、取引量急増の一方でCFTC調査も


予測市場プラットフォームのPolymarketについて、年間換算収益が10億ドル(約1620億円)を超え、1日の取引量も2026年5月中旬の約5000万ドル(約81億円)から6月20日までに2億ドル(約324億円)超へ急増したとCNBCが報じました。一方でアメリカ商品先物取引委員会(CFTC)がPolymarketへの大規模な調査を開始したとも報じられており、急成長と規制リスクが同時に注目されています。

Polymarket annualized revenue surpasses $1 billion six weeks after its U.S. exchange launch
https://www.cnbc.com/2026/06/26/polymarket-annualized-revenue-1-billion-us-exchange-.html


Prediction market platform Polymarket tops $1 billion in annualized revenue, source says | Reuters
https://www.reuters.com/legal/transactional/prediction-market-platform-polymarket-tops-1-billion-annualized-revenue-source-2026-06-26/


U.S. Begins Investigating Polymarket, a Test of a Key Regulator - The New York Times
https://www.nytimes.com/2026/06/26/us/politics/cftc-investigating-polymarket-trump.html


Polymarketは2020年に設立された、未来の出来事に対して賭けを行う「予測市場」と呼ばれるサービスです。選挙でどちらの候補が勝つのか、ワールドカップでどのチームが優勝するのか、中央銀行が金利を上げるのかなど、あらゆる出来事を賭けにできるサービスとなっています。


設立後はアメリカのユーザーも利用できる形でサービスを展開していましたが、2022年にアメリカ商品先物取引委員会(CFTC)から未登録の取引施設を運営していたとして140万ドル(約2億2700万円)の制裁金と違反行為停止命令を受け、CFTC規則に準拠しない市場を終了し、アメリカユーザーの利用を制限することになりました。その後Polymarketはアメリカ市場への復帰を目指し、2025年11月にCFTCから修正指定命令の承認を受けて規制下の取引所としての再展開に道を開き、2025年12月にはアメリカ向けアプリをウェイトリスト登録者に段階的に公開。さらに2026年5月12日にはiOS版で招待コードなしの登録が可能になりました。

FIFAワールドカップ2026の開幕以降、Polymarketではワールドカップに関連する取引が盛り上がっています。ロイターによると、Polymarketの年間換算収益は10億ドル(約1620億円)を突破し、選挙、スポーツ、金融イベントなどに関する契約を取引する個人投資家の流入が増えているとのこと。CNBCは、アメリカ向けプラットフォームの1日当たりの取引量が2026年5月中旬の約5000万ドル(約81億円)から6月20日までに2億ドル(約324億円)超へ増えたと報じています。


Polymarketはもともと暗号資産や分散型金融の文脈で注目されてきたサービスですが、急拡大によって金融業界からの見方も変わりつつあります。ロイターは、予測市場が暗号資産や学術的な金融実験に近いニッチな分野から、急成長する取引セグメントへ変化したと説明しています。大手金融機関やヘッジファンドも、イベントに連動する契約をリスクヘッジや相場観の表現に使える可能性に関心を示しているとのこと。

一方で、Polymarketの成長には規制面の火種もあります。ニューヨーク・タイムズは2026年6月26日、CFTCがPolymarketへの調査を進めていると報じました。報道では、Polymarketが過去の合意に反してアメリカのユーザーに取引を許していたのではないかという問題があるとされていますが、CFTC側は詳しい調査内容を明らかにしていません。

さらに、ウォール・ストリート・ジャーナルの報道を受けて、アメリカの上院議員2人がPolymarketの広告手法についてCFTCに調査を求めています。報道では、実際には行われていない取引や利益を見せる動画がSNSで拡散されたとされており、Polymarket側は透明で公正な市場を維持することに取り組んでいると説明し、宣伝コンテンツの監査を行うと述べています。

Polymarketが賭けに勝ったという虚偽の動画を作成するクリエイターに報酬を支払っているとの指摘 - GIGAZINE


Polymarketの広報担当者はロイターに対し、Polymarketはプロダクト主導の会社であり、過去5年間で世界最大級の予測市場を構築しながら、人々が大規模な市場とどのように関わるのかを学んできたと説明しています。急成長する予測市場で得た経験を、アメリカ向けプラットフォームの運営にも反映していくとのことです。

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