Meta AIとの「真のプライバシー保護」を実現した完全プライベートな会話を可能にする「Incognito Chat」が登場

MetaがWhatsAppとMeta AIアプリ向けに、チャットAIのMeta AIと完全プライベートに会話が行える新機能「Incognito Chat with Meta AI」を2026年5月13日に発表しました。Metaはこの機能について、会話内容を同社自身も読めず、標準では保存されずに消える仕組みだと説明しています。
Introducing a Completely Private Way to Chat With AI
https://about.fb.com/news/2026/05/incognito-chat-whatsapp-meta-ai/
Mark Zuckerberg announces ‘completely private’ encrypted Meta AI chat | The Verge
https://www.theverge.com/tech/929791/meta-ai-incognito-chats
AIチャットは、情報収集だけでなく、健康、融資、キャリア相談など、個人的で機微性の高い内容を尋ねる場面にも使われるようになっています。Incognito Chatは、そうした相談を他者に見られない形で行うための新しいモードとして位置付けられています。

Metaによると、Incognito ChatはWhatsAppの「Private Processing」技術を基盤としており、メッセージは安全な環境で処理されます。この処理環境はMetaからもアクセスできないとされ、会話は保存されず、メッセージも標準で消える設計になっています。
マーク・ザッカーバーグCEOはThreadsへの投稿で、Incognito Chatを「サーバー上に会話ログが保存されない初の主要AI製品」だと説明しました。さらに、AI推論はTrusted Execution Environmentで実行され、ユーザーがセッションを終了すると端末上の会話も消えると述べています。
Metaは、他社のAIサービスにもシークレットモードや一時チャットに近い機能はあるものの、質問と回答をサービス側が確認できる場合があると主張。IT系ニュースサイトのThe Vergeによると、GoogleのGeminiの一時チャットは最大72時間、ChatGPTの一時チャットは最大30日、Claudeのシークレットチャットは少なくとも30日間保持されるとのこと。
MetaはIncognito Chatを単なる「履歴に残らないモード」ではなく、AIとのやり取りそのものを運営側からも見えないようにする仕組みとして打ち出しています。ザッカーバーグ氏も、個人向けスーパーインテリジェンスを最大限活用するには、誰にもアクセスされない形で機微な話題を扱える手段が必要だと述べています。

またMetaは、今後数カ月のうちにWhatsApp上で「Sidechat」も導入する予定です。これは通常のWhatsAppでの会話を妨げず、その会話の文脈を踏まえてMeta AIが非公開に支援する機能で、こちらもPrivate Processingで保護されるとのこと。
Incognito Chat with Meta AIは、WhatsAppとMeta AIアプリで今後数カ月かけて展開されます。
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in AI, ネットサービス, セキュリティ, Posted by log1i_yk
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