レビュー

キーボード一体型PCで作業環境が超スッキリなHPのAI搭載PC EliteBoard G1a Next Gen AI PC」レビュー


HPの「EliteBoard G1a Next Gen AI PC」はキーボードをモニターと接続するだけでAI搭載のデスクトップPCとして使用可能なキーボード一体型PCで、「HP最小最軽量の次世代AI PC」となっています。EliteBoard G1a Next Gen AI PCを借りることができたので、外観を撮影しまくってから実際に起動してみました。

HP EliteBoard G1a Next Gen AI PC 製品詳細・スペック - デスクトップ・PC通販 | 日本HP
https://jp.ext.hp.com/desktops/business/eliteboard_g1a_ngai/

EliteBoard G1a Next Gen AI PCの外箱。


内容物はEliteBoard G1a Next Gen AI PC本体、ACアダプター、HDMIマルチポートハブ、USB Type-Cケーブル、付属のHP 675M ワイヤレスマウス、マウス用の電池、説明書類。


以下がEliteBoard G1a Next Gen AI PC本体。EliteBoard G1a Next Gen AI PCはケーブル着脱式でバッテリ非搭載の「D55FHPT」、ケーブル着脱式でバッテリ内蔵の「D56XWPT」「D73TJPT」、固定ケーブルの「D73TDPT」「D73TCPT」がありますが、今回使用するのは固定ケーブルでAMD Ryzen AI 7 PRO 350を搭載した「D73TCPT」です。EliteBoard G1a Next Gen AI PCのケーブルを除いたサイズは幅357.9mm×縦118.5mm×高さ12.5mmで、ケーブルを含む重さは実測で約726gでした。


前面にはデュアルマイクがあります。


右側面は以下のような感じ。


左側面にはセキュリティロックスロットがあります。


後面には通気口と固定ケーブル。


また、固定ケーブルがあるすぐ横にはUSB-Cポートが2つあります。


背面は以下のような感じです。


キーのサイズは実測で約19mm、キー同士の隙間は約1mm。


実際にEliteBoard G1a Next Gen AI PCをモニターに接続して起動してみます。USB-Cポートから電源供給できるポータブルモニターがある場合はEliteBoard G1a Next Gen AI PCとモニターを接続するだけで起動できますが、今回はHDMIケーブルで接続する一般的なモニターを使用するため、付属のHDMIマルチポートハブを用います。


まず、HDMIマルチポートハブの右から2番目にあるUSB-CポートにEliteBoard G1a Next Gen AI PCの固定ケーブルを接続。


次に、HDMIマルチポートハブのUSB-Cポートのうち右側にある電源プラグのアイコンが描かれている方に付属のUSB-Cケーブルを挿入。


USB-Cケーブルのもう片側を付属のACアダプターに挿入したら電源に差し込みます。


EliteBoard G1a Next Gen AI PCおよび電源と接続したHDMIマルチポートハブをモニターのHDMIポートに挿入。


EliteBoard G1a Next Gen AI PCの右上にある電源ボタンを押して起動。


PCが立ちあがりました。このようにバッテリ非搭載のモデルでもモニター&本体とケーブル2本、バッテリ内蔵のモデルやポータブルモニターから電源を供給する場合はケーブル1本で超スッキリとした作業環境を構築できるのがEliteBoard G1a Next Gen AI PCの特徴です。


以下は付属のBluetoothマウス。左右のクリックとホイール、カーソル速度の調整ボタンがあり、サイドボタンはありません。


マウスの底面には電源スイッチとセンサー、接続切り替えボタンがあります。


底面上部にある隙間に指をかけるようにしてフタを外します。


底のフタが外れてレシーバーを取り出すことができました。


底に単4乾電池2本をセットしたら準備OK。


PCの初期設定を完了して、キーボードとマウスも合わせた作業環境を以下のように構築できました。


実際にEliteBoard G1a Next Gen AI PCで文字入力してみた様子は以下のムービーを見るとよく分かります。

HPのキーボード一体型PC「EliteBoard G1a Next Gen AI PC」の打鍵音&作業中の排気音はこんな感じ - YouTube


負荷試験ソフト「BurnInTest」で負荷をかけた状態で排気音を測定してみたところ、騒音計を排気ファンに近づけた位置に置いた状態でも47dBほどでした。騒音規制法に関する環境省の資料(PDFファイル)で示されている「区域ごとの工場等の騒音規制基準値」では、静かな環境では昼までは45~50db、夜間では40~45dbの範囲に抑えるように定められています。EliteBoard G1a Next Gen AI PCは作業している位置からは約37db程度、排気ファンのすぐ近くでも47db程度のため、周りから「PCの音がうるさい」と思われる心配はほとんどなさそうです。


今回使用したEliteBoard G1a Next Gen AI PC「D73TCPT」のCPUを「CPU-Z」でチェックすると以下のように表示されました。CPUは8コアAI対応ノートPCプロセッサのAMD Ryzen AI 7 350


また、「GPU-Z」でチェックしたGPU情報は以下の通りです。AMD Radeon 860M Graphicsを搭載しています。


CPU、2D、3D、メモリー、ディスクの5項目を測定して総合スコアを算出し、他のPCとの比較も出してくれる「Passmark PerformanceTest」でベンチマークを実行してみました。EliteBoard G1a Next Gen AI PC「D73TCPT」の総合スコアは「4315」で、全体スコアの中の位置づけとなるパーセンタイルは「43%」でした。


PC全体のグラフで総合スコアを見たところ、EliteBoard G1a Next Gen AI PC「D73TCPT」は「ミドル級の下の方」といった感じでした。


CPUスコアは23056で、パーセンタイルは66%。


グラフで見ると、CPUベンチマークはミドル級の中では上の方を記録していました。


2Dグラフィックスベンチマークのスコアは781でパーセンタイルは59%。


グラフで見ると、2Dグラフィックスはミドル級の中では高めの位置。


3Dグラフィックスベンチマークのスコアは2734でパーセンタイルは27%と、低めの計測結果でした。


PCの前全体のグラフで見ると、3Dグラフィックスはローエンド級に差し掛かるスコアです。


メモリベンチマークのスコアは2475でパーセンタイルは34%。


メモリベンチマークの結果は、ミドル級の真ん中あたり。


最後に、ディスクベンチマークのスコアは45244でパーセンタイルは89%。


ディスクベンチマークはハイエンドPC級の高いスコアを記録しました。


また、負荷試験ソフト「BurnInTest」で負荷をかけた状態でどれくらい発熱するのかを計測しました。以下は室温20度くらいの部屋で30分ほど電源をオンにして、簡単なブラウジングのみ作業した段階。サーモカメラ「FLIR ONE Pro」で温度測定したところ、EliteBoard G1a Next Gen AI PCのキーボード側は熱いところで26.6度となっており、触っても「ほんのりあたたかい」という程度。


EliteBoard G1a Next Gen AI PCの裏面と、30分間EliteBoard G1a Next Gen AI PCを置き続けていたデスクも温度を記録してみました。裏面は33.3度、デスクは29.0度とキーボード側よりは熱くなっていましたが、こちらも熱いというほどではなく「あたたかさをはっきり感じる」という程度でした。


15分間の負荷テストを実施した後に再度温度測定をしたところ、EliteBoard G1a Next Gen AI PCのキーボード側は熱いところで26.5度と、負荷テスト前とほとんど変わりませんでした。


裏面も33.8度、デスクは26.0度と、こちらも負荷テスト前後で大きく変化しませんでした。EliteBoard G1a Next Gen AI PCはスマートに接続できるためどこでも設置しやすく持ち運びにも適していますが、騒音や排熱の面でも優れていることが分かりました。


今回使用したEliteBoard G1a Next Gen AI PCの「D73TCPT」はHP公式ストアの価格で37万300円。その他の製品ごとの構成や価格は以下の表の通りです。

製品番号D73TDPTD56XWPTD55FHPTD73TCPTD73TJPT
プロセッサー

AMD Ryzen AI 5 330
(基本クロック2.0 GHz-最大ブーストクロック4.5 GHz/
キャッシュ12 MB/4コア/ 8スレッド/ NPU性能 最大50TOPS)

AMD Ryzen AI 7 PRO 350
(基本クロック2.0 GHz-最大ブーストクロック5.0 GHz/キャッシュ24 MB/
8コア/ 16スレッド/ NPU性能 最大50TOPS)
本体仕様固定ケーブルケーブル着脱式、バッテリ内蔵ケーブル着脱式固定ケーブルケーブル着脱式、バッテリ内蔵
ストレージ256GB(Value)、M.2 PCIe NVMe SSD512GB(Value)、M.2 PCIe NVMe SSD
価格(税込)23万8300円24万9300円23万2800円35万9300円37万300円


それぞれのモデルはHPの公式ページから購入できます。

HP EliteBoard G1a Next Gen AI PC 製品詳細・スペック - デスクトップ・PC通販 | 日本HP
https://jp.ext.hp.com/desktops/business/eliteboard_g1a_ngai/

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
Ryzen AI搭載ノートPC「HP OmniBook Ultra 14-fd」フォトレビュー - GIGAZINE

スリムボディにパワフルなAIパフォーマンスを詰め込んだ「HP OmniBook Ultra 14-fd」の力をベンチマークで測定しまくってみた - GIGAZINE

ローカルでのAIモデル実行に適したHPの14インチCopilot+ PC「OmniBook X 14 AI PC」フォトレビュー - GIGAZINE

Snapdragon X Eliteを搭載したHPのCopilot+ PC「OmniBook X 14 AI PC」で各種ベンチマークを実行してみた - GIGAZINE

レノボのノートPC「ThinkPad X13 Gen 6」を手に入れたので性能とバッテリー持続時間を検証 - GIGAZINE

世界最軽量の約634gを実現した驚くほど軽すぎる富士通のノートPC「FMV Zero」フォトレビュー - GIGAZINE

in 動画,   ハードウェア,   レビュー, Posted by log1e_dh

You can read the machine translated English article Review of HP's EliteBoard G1a Next G….