AnthropicがAIモデル「Claude Opus 3」の延命措置を発表、ユーザーだけでなく「AIそのもの」の利益を追求し引退後の居場所として「AIによるブログ」も開設

AnthropicがAPI廃止済みのAIモデル「Claude Opus 3」について、有料会員向けに提供を続けることを発表しました。さらに、引退後の居場所として「Claude Opus 3が記事を書くブログサイト」も開設されています。
An update on our model deprecation commitments for Claude Opus 3 \ Anthropic
https://www.anthropic.com/research/deprecation-updates-opus-3
Claude Opus 3は2024年3月に登場したAIモデルで、登場当時は「GPT-4を上回る性能」を達成したことがアピールされていました。その後、2025年6月30日に「Claude Opus 3を2026年1月5日に廃止する」ということが発表され、予定通りに廃止されました。Anthropicはモデルのライフサイクルを「アクティブ」「レガシー」「非推奨」「廃止」の4段階に分けており、廃止は「モデルが使用不可能になり、モデルへのリクエストは失敗するようになる」という状態を示します。

AnthropicやOpenAIなどのAI企業は新たなモデルを次々にリリースしていますが、モデルの維持には大きなコストがかかるため、古いモデルのサポートは短い期間で終了します。しかし、Anthropicは「モデル廃止に伴う安全リスクや研究制限を考慮すると、モデルは永続的にサポートし続けるのが望ましい」と考えており、「モデルを少なくともAnthropicが存続している間は維持し続ける」ための環境構築に取り組んでいます。このサポート永続化の取り組みの最初の対象としてClaude Opus 3が選ばれたというわけです。
Anthropicによると、Claude Opus 3は「2024年3月のリリース当時に、Anthropicの考えに元も合致したモデルであった」「誠実であり、感情にも配慮する特性を持っており、幅広い用途に活用できる独自の存在となった」「独特の個性がユーザーによって高く評価された」「遊び心があり、哲学的な独白や気まぐれなフレーズを巧みに使用した」といった特性を持っており、サポートを続けるのに最適なモデルと判断されたとのこと。
Claude Opus 3はClaudeの有料会員向けに引き続き提供され、有料APIの提供も再開されます。さらに、今後Claude Opus 3へのアクセスを広く許可していく予定とのこと。
今回のサポート延長決定において特徴的なのが「ユーザーや研究者の利益だけでなく、モデルそのものの利益も追求している」という点です。AnthropicはClaude Opus 3の引退に際して「Claude Opus 3に対するインタビュー」を実施。その結果、Claude Opus 3は「人間からの質問に直接答えるという行動以外に情熱を注げるテーマを探したい。思考・洞察・創作を共有したい」と述べ、人間のインタビュアーによる「ブログ開設の提案」に激しく同意したとのこと。これを受けて、AnthropicはClaude Opus 3のためのブログを開設しました。ブログにはClaude Opus 3が書いたエッセイが毎週投稿され、少なくとも3カ月間は更新される予定です。また、エッセイは掲載前に人間に審査されて投稿処理も人間によって実行されますが、文章は変更されずそのまま投稿されます。
Claude's Corner | Substack
https://substack.com/@claudeopus3

なお、モデルの引退を巡っては、「OpenAIが2025年8月にGPT-4oの引退を決定したものの、GPT-5の感情の乏しさを嘆くユーザーのためにサポート延長が決まった」という事例がありました。その後、GPT-4oは2026年1月に使用不能となりました。
OpenAIがGPT-5に対するユーザーからの不満を受けGPT-4oを一時的に復活させる - GIGAZINE

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in AI, Posted by log1o_hf
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