Perplexityが2024年に導入した広告を2025年末から段階的に廃止、AIへの信頼を損なうため今後も展開予定はなし

AI検索エンジンのPerplexityは、2024年11月から実験的に広告の掲載を開始しました。しかし、AIに対するユーザーの信頼を損なうとして、2025年末から広告掲載を段階的に廃止していることが、経済紙・Financial Timesの報道で明らかになっています。
Perplexity drops advertising as it warns it will hurt trust in AI
https://www.ft.com/content/6eec07a5-34a8-4f78-a9ed-93ab4263d43c
Perplexityは2024年11月12日に、「世界の好奇心を喚起するという使命を完全に果たすためには、愛される製品だけでなく、強力で持続可能な事業に投資する必要があります。そのため、今週からPerplexityに広告を導入する実験を開始します」として、広告掲載を実験的に行うことを発表しました。
Perplexityは広告を掲載する理由を「広告プログラムは、出版社のパートナーと収益を共有するための収益を生成するのに役立ちます。経験から言うと、サブスクリプションだけでは持続可能な収益共有プログラムを作るだけの収入は得られません。特に出版社プログラムが急速に成長している中では、広告が安定した拡張可能な収益源を確保するための最良の方法です」と説明していました。
広告の実験をしている理由
https://www.perplexity.ai/ja/hub/blog/why-we-re-experimenting-with-advertising

しかし、PerplexityはAIへの信頼を損なうことを懸念し、広告を段階的に廃止していることが明らかになりました。Perplexityの幹部はFinancial Timesに対して、「ユーザーが製品を使い続け、喜んでお金を支払うためには、広告廃止が最善の答えだと信じなければいけません」と語ったそうです。
Perplexityの広告には「スポンサー付き」というラベルが付いており、広告とそれ以外を見分けることが容易になっています。加えて、広告がAIの出力に影響することは一切ないと説明されています。それでもPerplexityが広告廃止に至った理由について、幹部は「広告の課題は、ユーザーがすべてを疑い始めてしまうことです。だからこそ、現時点では広告に注力することは有益ではないと我々は考えています」と語りました。
収益源確保のため、多くのAI企業がAIツールと広告の統合を模索しています。Googleは生成AIのGeminiに広告を掲載する可能性を否定していますが、検索エンジンのAI機能であるAIモードやAIによる概要にはすでに広告を掲載しています。
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一方で、Perplexityのように広告から距離を置いているAI企業もあります。例えばClaudeの開発元であるAnthropicは、広告掲載を始めたOpenAIを皮肉り、Claudeには広告を導入しない方針であることを明言しています。
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なお、いち早く広告掲載を始めたPerplexityですが、年間売上は2億ドル(約310億円)程度と報じられており、その大部分を有料サブスクリプションが占めているとFinancial Timesは指摘しています。なお、Financial Timesに情報提供したPerplexityの幹部によると、同サービスのユーザー数は1億人を超えるそうです。
匿名の幹部は「我々は正確さを追求するビジネスを営んでおり、真実や正しい答えをユーザーに提供しています」と語りました。将来的に広告について見直す可能性はあるものの、「ユーザーの求めているものとかい離している」として、記事作成時点では廃止に至ったと説明。さらに、「広告を出す必要はなくなるかもしれない」と語り、今後も広告なしでサービスを提供する可能性を示唆しています。
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in AI, ネットサービス, Posted by logu_ii
You can read the machine translated English article Perplexity will phase out ads introduced….







