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「PlayStation 6」発売はAI需要によるメモリ不足の影響で2028年以降に延期か


AIデータセンターの建設ラッシュにより、メモリやHDDの需要が急増しています。2026年に供給されるメモリの70%をデータセンターが消費するという報道や、メモリ不足に伴いPC出荷台数が減少するという予測もあります。そんな中、新たにソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)の次世代ゲーム機である「PlayStation 6(PS6)」(仮称)の発売が、メモリ不足により2028年以降に後ろ倒しになる可能性が報じられました。

AI Boom Driving a Global Memory Chip Shortage, Sending Prices Soaring - Bloomberg
https://www.bloomberg.com/news/articles/2026-02-15/rampant-ai-demand-for-memory-is-fueling-a-growing-chip-crisis

Sony’s PlayStation 6 Launch At Risk As Memory Crisis Deepens | HotHardware
https://hothardware.com/news/sony-may-delay-playstation-6-window-due-to-brutal-memory-costs

PlayStation 6 may slip to 2029 as Sony battles RAM shortage - Neowin
https://www.neowin.net/news/playstation-6-may-slip-to-2029-as-sony-battles-ram-shortage/

AI需要によるメモリ不足は深刻です。中国最大の半導体受諾メーカーである中芯国際集成電路製造(SMIC)のCEOは「半導体業界はAIブームによるメモリチップ不足に少々パニックになっている」と言及。Samsungはこの需要増加に伴い、DDR5メモリの契約価格を倍増させました。

サムスンがDDR5メモリの価格を100%以上引き上げ - GIGAZINE


メモリ不足および価格高騰により、スマートフォンやPCの販売価格が最大20%も値上がりする可能性も報じられています。

AIデータセンターの建設でチップ供給が滞ってスマホやPCが2026年中に最大20%値上がりする可能性 - GIGAZINE


このメモリ不足に備え、イーロン・マスク氏率いるテスラは自社でメモリ工場を建設する可能性を示唆し、AppleはiPhoneの利益率が圧迫される可能性があると警告、その他の企業も生産計画や利益予測の見直しを余儀なくされています。

大手メモリメーカーであるSamsungやSK Hynix、Micronなどは収益性の高いAI向け製品に生産力を偏重させており、その結果、消費者向けのDRAMやNANDフラッシュの供給量は減少しているそうです。

このメモリ不足を解決するには新しい製造設備を建設する必要がありますが、それには年単位の時間がかかります。そのため短期的にメモリ不足を解消することは難しいとみられています。そのため、テクノロジー業界では今回のメモリ不足を「RAMマゲドン」(RAM+アルマゲドン)と呼ぶ声もあるそうです。


このメモリ不足を受け、PS6の発売が延期される可能性があると報じられました。Bloombergに証言した内部関係者によると、PS6は「2028年あるいは2029年まで」発売が延期される可能性があり、Nintendo Switch 2も早ければ2026年中に値上げが実施される可能性があるそうです。なお、PS6の当初の発売時期は「2027年」とされていました。

なお、Nintendo Switch 2に搭載されているメモリである12GBのLPDDR5X RAMの価格は、メモリ不足により41%も高騰しており、内部ストレージである2​​56GBのNANDフラッシュメモリの価格も約8%高騰しています。

テクノロジーメディアのHotHardwareは「次世代Xboxには48GBのGDDR7 RAM、PS6には30GBのメモリが搭載されると見込まれている」という大胆な予測を述べつつ、「RAMおよびVRAMは消費者向けの電子機器において容量構成比で最も高価な部品となりつつあるため、次世代家庭用ゲーム機の価格は容易に1000ドル(約15万円)を超える可能性がある」と指摘しました。

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in ハードウェア,   ゲーム, Posted by logu_ii

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