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ドット絵でニューヨークの鳥瞰図を作成した「Isometric NYC」


ドット絵でニューヨークの街の鳥瞰図を作成したのが「Isometric NYC」です。マップの作成にはコーディングAIや画像生成AIが利用されており、作者は「AIはこれまで想像もできなかったような創造的なプロジェクトを実現するのに役立つ」と語っています。

Isometric NYC
https://cannoneyed.com/isometric-nyc/

cannoneyed.com/projects/isometric-nyc
https://cannoneyed.com/projects/isometric-nyc

Isometric NYCはこんな感じ。マウスのドラッグ&ドロップで表示位置を動かすことが可能で、マウスホイールで拡大縮小ができます。


最大まで縮小するとこんな感じ。


最大まで拡大するとこう。偶然自由の女神を発見しました。


「Isometric NYC」を作成したのは、ニューヨーク在住のエンジニア兼アーティストのAndy Coenen氏です。同氏は「数カ月前、私はニューヨーク9番街にあるGoogleのオフィスの13階バルコニーに立って、ロウアー・マンハッタンを眺めていました。Nano BananaVeoを使った秘密のプロジェクトに没頭し、これらの新しいモデルが創造性の未来に何を意味するのかを深く考えていました。AIと創造性に関するありきたりな議論は、かなり退屈だと思います。カメラとサンプリングについてはもう何年も議論してきましたし、道徳や経済といった泥沼に深く入り込むことには特に興味がありません。私が本当に興味を持っているのは、たったひとつの疑問だけです。以前は不可能だったことが今は可能になりましたか?というものです。アイデアはこうです。ニューヨークの巨大なアイソメトリック・ピクセルアート地図を作ります。そして、それを口実に、最新かつ最高の生成モデルとコーディングエージェントの限界に挑戦しようと思いました」と語り、「Isometric NYC」の作成にAIを用いたことを明かしています。

まず、Coenen氏はNano Bananaを使ってニューヨークの地図画像からピクセルアートを作成しました。地図画像は最終的にGoogle Maps Tile APIから取得。このAPIは精密なジオメトリとテクスチャを1つのレンダラーで提供してくれる点が優れているとのこと。Google Maps Tile APIから取得した3Dマップを、Nano Banana Proでピクセルアート化した一例が以下。


ただし、Nano Bananaを使ってピクセルアートを生成すると、生成されるピクセルアートに一貫性がなくなるという問題が発生したそうです。また、Nano Bananaの動作は遅く、必要な量の画像を生成しようとすると、コスト面においてもとんでもない費用がかかってしまう計算になった模様。

そこで、Coenen氏はより小型で高速な動作を行い、さらにコスト面でも安価な「Qwen/Image-Edit」を利用することにしたそうです。あらかじめピクセルアートの出力が一貫したものになるようモデルをトレーニングしたところ、約4時間と約12ドル(約1900円)のコストがかかったそうですが、これは許容範囲内のものだったとのこと。


Coenen氏は「既存のAIはテキストやコードを生成する上では優れていますが、これと比べると画像生成はまだまだであることがわかりました。AIにソフトウェアの作成を以来すると、コードを実行し、スタックトレースを読み取り、エラーを確認して自己修正することができます。緊密なフィードバックループを備えており、構築しているシステムを理解しています。しかし、画像モデルはまだそのレベルに至っていません。もし人間のアーティストをマネジメントするなら、『木々をこの特定のスタイルにしてください』と指示すれば、彼らはそれを実現できます。画像モデルも確かにそうすることはできますが、確実に実行できるわけではありません。Gemini 3 Proのような賢いモデルでさえ、出力を見て『ここに継ぎ目があります』だとか『この木のテクスチャは間違っています』と確実に判断することができません。画像モデルは失敗モードを確実に『見る』ことができないため、品質保証プロセスを自動化することができませんでした。モデルが自身のミスを理解できなかったため、完全自動生成を断念せざるを得ませんでした」と語っています。

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in AI,   ネットサービス, Posted by logu_ii

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