無料でドット絵の2Dゲーム用マップチップセットを簡単に作成できる「Tilesetter」を使ってみた

2Dゲームでは、マップチップという小さな画像を複数組み合わせてステージやマップを作成する方法があります。「Tilesetter」は一部のタイルを描くだけで複数のマップチップを自動で生成できるサービスです。無料版と有料版があるので、無料版で何ができるか実際に使って確かめてみました。
Tilesetter - Tileset generator & map editor tool
https://tilesetter.org/
Tilesetterをダウンロードするには、上記URLにアクセスして「Download Now」をクリック。

Tilesetterは無料版の「Lite」と有料版があるので、無料版をitch.ioからダウンロードします。「Download itch.io」をクリック。

今回はWindows版を使用するので、一番上の「Download」をクリック。

「Tilesetter Lite-win32-x64.zip」というzipファイルがダウンロードされるので解凍。

解凍したフォルダを展開した中に「Tilesetter Lite.exe」というファイルがあるのでダブルクリックで実行します。

Tilesetterのスタート画面はこんな感じ。無料版では赤枠の部分が使用可能です。

画像を読み込むにはマス目の1つを右クリックして「Import」をクリック。

PNG形式の画像をインポートでき、読み込むタイルのサイズは「Tile Size」の数値を変更することで指定できます。例えば、「16」を入力すれば16×16ピクセルの画像をインポート可能。

タイルを右クリックして「Build Borders」をクリックすると……

以下のようにマップチップのセットが完成。タイルをクリックすると、デフォルトで描かれている白い点線を別の画像に置きかえることができます。

まず、重ね合わせたい画像をマップチップのセットに重ならない別のタイルにインポートする必要があります。試しに以下の絵を重ね合わせてみました。

次に、セットの変更したいタイルを選択し、右側のメニューからSourceのプルダウンをクリック。

プルダウンにインポートした画像が追加されているので、クリックで選択すると……

タイル上側の点線が選択した画像に置き換わりました。

同じ手順で、側面や角のブロックに別の画像を重ね合わせてマップチップを作成できます。

作成したマップチップは、右クリックして「Export(Image)」を選択すればPNG形式で出力可能。有料版ではゲームエンジンのUnity・GameMakerStudio 2・Godot用のデータとして書き出すことができます。

また、有料版では画像を重ね合わせてマップチップを作成するだけでなく、インポートしたチップを使ってマップを作成するドローイングツールも使用可能になります。

「Tilesetter」はitch.ioおよびSteamでダウンロード可能。有料版は12.99ドル(約1380円)で購入できます。
Tilesetter - Downloads
https://tilesetter.org/downloads
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