セキュリティ

Googleが個人情報流出確認サービス「ダークウェブレポート」の終了を発表


Googleは個人情報がダークウェブ上に流出しているかどうかをスキャンできる「ダークウェブレポート」というサービスを提供しています。このダークウェブレポートが2026年2月16日に終了することが発表されました。

ダークウェブ レポートの更新について - パソコン - Google 検索 ヘルプ
https://support.google.com/websearch/answer/16767242


Googleはダークウェブ上で取引されている侵害データに含まれる「名前」「住所」「電話番号」「メールアドレス」といった個人情報を分析しており、ダークウェブレポートでは自身の個人情報がダークウェブ上に流出しているか否かを確認することができます。ダークウェブレポートは有料サブスクリプションであるGoogle Oneの加入者向けに公開されていましたが、2024年7月からは全ユーザーが利用可能になっていました。

無料でGoogleのダークウェブ監視機能を2024年7月下旬から全ユーザーが利用可能に、自分の個人情報が闇市場にあるかどうか安全に確認 - GIGAZINE


Googleによると、ダークウェブレポートには「効果的な対処法を提示できていない」というフィードバックが届いていたとのこと。これを受けて、Googleはダークウェブレポートの提供終了を決定しました。Googleは終了の決定について「オンライン上で個人情報を保護するための明確で実用的な対処法を提示することに焦点を当てるため」と説明しています。

今後は2026年1月15日に新たな情報漏えいスキャンが終了し、2026年2月16日にダークウェブレポートが利用不可能になります。


Googleはセキュリティとプライバシーを強化するためにセキュリティ診断の実施やパスキーの作成を推奨しています。

Googleはダークウェブレポートの代替手段として「あなたに関する検索結果」を用いるように呼びかけています。「あなたに関する検索結果」は検索結果に含まれる自分の情報を検索して削除をリクエストできるツールです。

あなたに関する検索結果
https://myactivity.google.com/results-about-you


なお、Googleが終了したサービスのまとめているウェブサイト「Google Graveyard」には早速ダークウェブレポートが追加されていました。

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in セキュリティ, Posted by log1o_hf

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