火星で雷が発生しているという証拠の音声が記録される、長年の論争に終止符か

NASAの火星探査車「パーサヴィアランス」が、火星の砂嵐や旋風の中で「パチッ」という放電音や小規模な電気ショックを記録しました。これにより、長年議論されていた「火星の大気中で放電現象が存在するか」という議論に決着が付き、火星の大気科学の理解や居住可能性にも影響を与える可能性があります。
(PDFファイル)Detection of triboelectric discharges during dust events on Mars | Nature
https://www.nature.com/articles/s41586-025-09736-y.epdf
NASA Rover Detects Electric Sparks in Mars Dust Devils, Storms | NASA Jet Propulsion Laboratory (JPL)
https://www.jpl.nasa.gov/news/nasa-rover-detects-electric-sparks-in-mars-dust-devils-storms/

NASA Mars rover captures crackling lightning. Hear the 'thunder' yourself. | Mashable
https://mashable.com/article/nasa-mars-lightning-perseverance-audio-recording
木星と土星では雷が古くから観測されており、火星にも雷が存在するのではないかと数十年にわたって考えられていました。しかし、火星の大気は非常に薄く、地球のような大規模な雷へ成長しにくいため、直接観測することができていませんでした。
木星の雷は従来の予想と異なり「地球の雷に近い」と判明 - GIGAZINE

科学者たちは従来、火星の砂煙の旋風は中で渦を巻いて互いにこすれ合うことで、微細な粒子によって摩擦が生じ、「摩擦帯電」により電気を発生させるほどの電荷が生じていると理論付けていました。砂や雪の粒子で摩擦帯電が発生すること自体は、地球の砂漠地域でもよく記録されていますが、実際に放電に至ることはまれであるそうです。
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