なぜ犬はおもちゃやエサを隠すのか?

飼い犬は時折、エサやおもちゃをクッションの下などに隠したり、庭に掘った穴に埋めたりすることがあります。こうした犬の行為を不思議に思ったことがある人は多いはず。犬がエサやおもちゃを隠す理由について、メルボルン大学動物福祉科学センターの研究員であるミア・コブ氏が解説しました。
Your dog is not a doomsday prepper. Here’s why they hide food and toys
https://theconversation.com/your-dog-is-not-a-doomsday-prepper-heres-why-they-hide-food-and-toys-268284

コブ氏は犬がエサやおもちゃを隠す理由について、「犬が食べ物を備蓄しているのは、差し迫った災害への不安からではありません。むしろ彼らは、進化の過程が現代の行動にどのように影響を与えているかを明らかにしているのです」と述べています。
動物界では、手に入れた食べ物を後で取り出すために貯蔵する「キャッシング」という行為が広く見られます。たとえばリスなどは、手に入れた木の実などを1つか2つの貯蔵庫に隠し、長い冬を越えるための食糧として活用します。また、キツネやオオカミといったイヌ科の動物は、余剰の食糧を複数の場所に貯蔵し、食糧の乏しい時期を乗り越えるために使用します。
現代の飼い犬がエサやおもちゃを隠すのは、狩猟で生活していた祖先の摂食行動を反映した、本能的な名残だというわけです。犬は物を隠した場所を記憶するため、嗅覚と観察による空間記憶の組み合わせを利用しているとのこと。

飼い主は、犬がエサやおもちゃをさまざまな場所に隠すのを見て、「この犬はエサがもらえなくなるのではないかと不安なのだろうか?」と思うかもしれません。しかし、この行動は遺伝的に備わった生存メカニズムによるものであり、将来的な空腹を予測している証拠ではないとコブ氏は説明しています。
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